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【ブラジル】ブラジル国内に90万の先住民 約4割は居住区の外で暮らす=IBGE

サンパウロ新聞 7月16日(土)2時25分配信

 ブラジル地理統計院(IBGE)は6月27日、2010年の国勢調査に基づく2016年度全国デジタル地図の一部として、国内の先住民(インジオ)の人口分布に関する情報をまとめた初めてのテーマ別ノートを発表した。同データによれば、国内に居住する先住民人口は約90万人で、305の部族に分かれているという。同日付でアジェンシア・ブラジルが伝えている。

 2010年の国勢調査によれば、国内の先住民人口は89万9900人で、そのうち51万7400人(57・8%)は調査当時に先住民の土地と公式に認定されていた地域に居住していた。その他、29万8871人(33・3%)が都市部(主に大都市)、8万663人(8・9%)は、国立インジオ保護財団(Funai)により認められていない先住民の土地を含む農村地域に居住していた。

 このデータによると、先住民の57・7%が北部および中西部に集中しているという。北部では73・5%、中西部では73・5%が先住民居住区に居住している。先住民居住区に居住する割合が最も高いのはロライマ州で、83・2%。最も低いのはリオ・デ・ジャネイロ州で2・8%となっている。

 IBGEの先住民人口統計学者ニルザ・デ・オリベイラ・マルチンス氏によると、都市部と農村部、そしてFunaiにより認められた先住民居住区に居住する先住民の間には出生率のばらつきがあるという。

 この調査でIBGEは、15~49歳までの女性に対する4歳までの子供の割合を調べている。先住民の土地では、女性一人あたりに対して子供が5人となっている。そして農村地域では、女性1人に対して4・2人、都市部では1・6人となっている。

 このテーマ別ノートでは、国内で先住民が274の言語を使っている事を確認している。先住民居住区に居住する5歳以上の先住民は、57・3%がこれらの言語の少なくとも一つの言語を話すというが、都市部では9・7%となっている。農村部では、この割合が24・6%に達するという。

 地域別の分析では、先住民言語が最も話されている地域は北部と南部、中西部となっている。特に中西部では最も割合が高く、先住民居住区に居住する72・4%の先住民がこれらの言語のいずれかを話しているという。

サンパウロ新聞

最終更新:7月16日(土)2時25分

サンパウロ新聞