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【高校野球】甲子園出場経験のある両校の対戦 都立城東が“2年生対決”を制し日大一破る

Full-Count 7月16日(土)9時31分配信

両校ともに2年生が先発、5回までゼロを並べる

 第98回選手権東東京大会3回戦、都立城東vs日大一。雨の影響で内野のグラウンドがぬかるんでいる江戸川区球場での第1試合は、お互い過去に甲子園出場のある日大一対都立城東の試合。日大一は初戦の2回戦で打線が上手く噛み合いコールド勝ちで突破していた。これを迎え打つは、今大会注目エースの関根智輝率いる都立城東。この夏初戦だ。

 都立城東の先発は、背番号11の2年生投手・小林甲汰。日大一の先発は2年生エースで左腕の大塚巧巳。立ち上がり、都立城東の小林は四球が少し多くなるものの、荒れ球のせいか日大一打線に的を絞らせない。対する日大一の大塚は、サウスポーを活かした強気の投球で打者の内角に投げ込み、要所をしっかりと抑える。お互い、粘り強いピッチングを見せ5回まで0の数字を並べた。

 雨がさらに強くなっていく中、試合を動かしたのは都立城東だった。6回裏の先頭・武政要がフォアボールで出塁すると、主将で4番の高野慎太郎がバント。得点圏にランナーを置き堅実な野球を見せる。ここで5番・長濱有昨が初球を捉えてレフト頭上を襲う。レフトがもたついている間に二塁に到達。都立城東が均衡を破った。

 続く6番・田中颯人、7番・中島誠丈が連続ツーベースで2点を追加。日大一の大塚がついに都立城東打線に掴まった。日大一は流れを断ち切ろうとここで上原弘大をマウンドに上げる。しかし、雨の影響か緊張のせいか。連続四球などで押し出しになり、さらに1点を与えて4-0で都立城東がリードして6回裏を終了した。

マウンドに上がったのはほとんどが2年生

 7回表、日大一の攻撃。先頭の9番・岩上大輝、主将で1番・浅賀雄貴がフォアボールで出塁。都立城東の小林は球が走っているものの制球がなかなか定まらない。この回1点でも多く返しておきたい日大一の2番・菅野颯人はバントを試みるが、スリーバント失敗で流れを引き寄せることが出来ず、この回は結局無得点に終わった。

 8回裏、都立城東がさらに1点を追加する。先頭・宮坂隆吾が死球で出塁、その後、2死二塁になったところで3番武政がレフト前に運び、1点を追加する。じりじりと差を広げていく都立城東は、4番・高野が右中間に大きな当たりを放つ。誰もが抜けたと思ったが、日大一のセンター菅野が飛び込みながらキャッチ。大ファインプレーを見せ、多くの観客が訪れていた江戸川区球場が大きく湧いた。

 日大一の逆転へ向けて流れが傾く中で迎えた9回表。都立城東は石田翔太をマウンドに上げ、盤石の態勢を整える。1死無塁で1番・浅賀が四球で出塁すると、打席は前の回でファインプレーを見せた2番・菅野。ツーボールワンストライクから打った打球はサードへの強烈な当たりだったが、都立城東の三塁手・清水晴海が落ち着いて処理し、5-4-3のダブルプレーで試合は終了。都立城東が5-0で3回戦を突破した。次戦は、安田学園と大東大一の勝者との対戦になる。

 この試合で投手はほとんど2年生がマウンドに上がり、新鮮さで力投を見せてくれた。今回は都立城東が一枚上手だったものの、この先の秋、春、そして夏と日大一は楽しみなチームになりそうだ。一方で、都立城東はエース関根を温存し、これだけの試合を展開できるのは脅威と言える。この先の戦い、都立校として東東京に歴史を刻んでいくことを期待したい。

(記事提供:高校野球ドットコム)

高校野球ドットコム編集部●文

最終更新:7月16日(土)9時39分

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