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武雄市図書館、3年連続赤字 796万円

佐賀新聞 7月16日(土)16時10分配信

 レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者として運営している武雄市図書館の2015年度収支は796万円の赤字だった。赤字は3年連続だが、前年度より半減し、2年連続で縮小した。併設する書店などの収益は収支に含まれないが、同社は「民業部分を含めても赤字」とし、全体収支でも3年連続の赤字となった。

■人件費減り縮小

 15年度の収入は前年度比約2万円減の1億1323万円。内訳は指定管理料の1億1314万円とコピー機収入などの9万円だった。支出は前年度比922万円減の1億2120万円。主な内訳は人件費7399万円、出版物購入費1347万円、水道光熱費1212万円など。前年度より人件費が835万円減少したのが目立つ。

 収支は指定管理運営を始めた13年度から3年連続赤字となったが、赤字額は13年度の3218万円、14年度の1716万円より減少している。

 過去3年の収支報告をみると、赤字額の減少には人件費が減ったことが貢献している。13年度は9035万円だったが、14年度は8235万円、15年度は7399万円と漸減した。13年度は年間来館者が想定の50万人を大きく上回る92万人となり、職員増で対応したため人件費が膨らんだが、この2年は運営管理職員を適正規模に減員した。司書は減らしていないという。

 CCCは図書館内で、年間612万円の使用料を払って書店とCD・DVDレンタル店、コーヒーショップ(スターバックス)を運営しているが、収支報告には含まれない。CCC社員で武雄市図書館の宮地康志マネジャーは「詳細な額は公表できないが、民業部門は黒字。ただ、図書館運営の赤字を埋めるまでには至っていない」と話す。

 市図書館の15年度の来館者は72万8242人。14年度の80万736人、13年度の92万3036人と比べて2年連続で減少し、リニューアル時のブームは落ち着いてきている。

 宮地マネジャーは「赤字は解消できなかったが、蔵書購入費は増やし、イベント充実にも努めている。サービスを落とさず、経費節減に努めて黒字転換したい」と話す。

最終更新:7月16日(土)16時23分

佐賀新聞