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【ブラジル】下位リーグで不正疑惑、7人勾留 アジアからの資金で試合結果操作か=サッカー

サンパウロ新聞 7月16日(土)2時28分配信

 サンパウロ州とリオ・デ・ジャネイロ州、セアラー州のサッカー下部リーグで試合結果を操作する不正行為を行っていた疑いで、文民警察は6日午前、7人の容疑者を勾留した。国内メディアが報じた。

 「ゲームオーバー」と名づけられたこの捜査作戦の目的は、州選手権における第2部リーグのA2、第3部リーグのA3、第4部リーグのBで、試合結果を操作していたとされるグループを摘発する事で、このグループは、結果を操作するためにコーチや選手らを買収していたという。サンパウロ州選手権の下位リーグでも同様の疑いがもたれている。

 5カ月間にわたった捜査によれば、試合結果を当てる賭けにアジア諸国からインターネットで参加する人たちに利益をもたらすようにスコアが操作されていたという。コーチや選手に支払う賄賂は、インドネシアやマレーシア、中国で賭けられた資金から支払われていた。この組織は、リオの代理人とインドネシアで活動する元サッカー選手により統率されていたという。国外のグループ首謀者らは、賭けの対象となった試合結果の操作のため2万~3万米ドルを払っていたというが、詳しい情報は明らかになっていない。

 同捜査作戦の責任者の一人であるピント署長によれば、6~8のクラブが関わっていた可能性があり、アクレやパラナ、マット・グロッソ各州のリーグでも不正が行われた可能性があるという。

 スポーツ犯罪を分析し制御する第5警察署の署長によれば、クラブ全体が加わっていたケースもあったが、監督と大部分の選手が試合結果を操作する意図をもっていれば不正は可能だとし、一例として、自陣のペナルティエリア内でボールを手に当てて相手にペナルティキックを与えることなどを挙げる。

 6日に勾留された容疑者の中には、サンパウロ州内陸部サン・ジョゼ・ド・リオ・プレット市のクラブ「アメリカ」の元ゴールキーパーも含まれている。同容疑者は不正への関与を否定しており、「一体何をしているのか分からない。自分は正直で1レアルも受け取ってもおらず、この件とは何の関係もない。いつも皆を助けてきた。操作するような事はしていない」と話している。

 同容疑者に加え、同州内陸部のバウルーと、セアラー州フォルタレーザ市でも容疑者達が勾留された。そのほか、少なくとも3件の逮捕令状が執行される予定になっている。リオ・デ・ジャネイロ州でも捜索が行われた。

サンパウロ新聞

最終更新:7月16日(土)2時30分

サンパウロ新聞