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冠水、浸水被害相次ぐ 横浜、川崎で局地豪雨

カナロコ by 神奈川新聞 7月16日(土)7時6分配信

 大気の状態が不安定になった影響で県内は15日、横浜、川崎市内を中心に激しい雨となった。横浜地方気象台によると、横浜市中区では午後0時15分からの1時間で81ミリの猛烈な雨を観測。両市内で道路冠水や住宅の床上・床下浸水が相次ぎ、横浜市は土砂災害警戒情報の発表を受けて、崖崩れや土石流の恐れがある94カ所(12区)周辺の計2852世帯に避難勧告を発令した。

 気象台によると、14日に続き関東甲信の上空には寒気が入り込み、神奈川東部から東京、千葉にかけての東京湾沿いを中心に雨雲が発達、局地的な豪雨となった。横浜で観測された3時間雨量は108・5ミリに達し、7月の観測史上最大となった。

 横浜市鶴見区生麦のJR線の踏切付近では、京浜東北・根岸線と東海道線の線路が冠水。信号機の不具合などで計36本に運休や遅れが生じ、計約1万9千人に影響した。

 踏切前の写真店は10センチほど浸水し、休業を余儀なくされた。店主の男性(66)は「歩道のマンホールから雨水が噴き上がり、路面の隙間から泥も噴き出してきた。とにかく大変」と泥だらけになった店内の清掃に追われていた。

 市内ではこのほか、保土ケ谷区今井町で崖崩れが1件発生し、鶴見、港北両区で住宅3棟が床上・床下浸水。川崎市の川崎、幸両区でも住宅5棟に浸水被害が出た。川崎区では約500軒が3時間余り停電した。

 道路や駐車場の冠水も各地で発生し、横浜市中区や神奈川区では立ち往生した車のドライバーらが警察や消防に救助された。

 また、プロ野球のオールスターゲーム第2戦が16日に行われる中区の横浜スタジアムでは、8年ぶりの横浜開催に合わせて球団OBの佐々木主浩氏のトークショーなどのイベントが15日夜に予定されていたが、浸水の影響で中止となった。

最終更新:7月16日(土)7時6分

カナロコ by 神奈川新聞