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わが子主役の絵本作ります 逗子のママ考案、セミオーダー30種

カナロコ by 神奈川新聞 7月16日(土)15時45分配信

 世界に一冊、私の絵本-。子どもの名前を入れられるセミオーダーの絵本を、逗子にある小さな会社が販売している。子育て中の女性が考案して3年。出産祝いや誕生日のプレゼントとして人気を集め、育児をしながら働く女性の仕事創出にもつながっている。

 「あなたのおなまえは? ○○です!」「いないいない ばあ! ○○ちゃん!」

 「カスタム絵本」を手掛ける「iicoto(イイコト)」(逗子市逗子)。0~6歳向けに15作品、男女でバージョンを変えた計30種類をネットで販売する。

 ストーリーは社長の岸田朋子さん(33)が、子どもたちに伝えたいことや日常の出来事をモチーフに創作。子育て中の女性イラストレーターや主婦らが作画を担当。納期を長めにして、育児の合間に描いてもらっている。

 岸田さん自身も、6歳と6カ月の娘を育てる母親。長女の1歳の誕生日に「すぐに使えなくなってしまう物ではなく、記念に残るお祝いをしたい」とストーリーを考え、名前を入れた絵本を作った。

 「娘がすごく気に入って何度も『読んで』と。自分が絵本の世界にいるような気持ちになって、それから絵本を好きになった」。育休から復帰して働きながら、1冊ずつ受注生産できる印刷会社と協力し、起業の準備を進めた。

 退職後、2013年に同社を設立。友人の出産祝いや誕生日、クリスマスのプレゼントに利用するリピーターが多く、注文は順調に伸びている。岸田さんは「子どもが絵本を好きになり、親子のコミュニケーションのきっかけになればうれしい」と話す。

 絵本の注文はホームページ(http://www.iicotoehon.com)から。1冊4630~4930円(税込み、送料別)。

最終更新:7月16日(土)15時45分

カナロコ by 神奈川新聞