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脱北者を孤児拉致未遂で逮捕 北朝鮮が平壌で記者会見

ハンギョレ新聞 7月16日(土)12時39分配信

韓国統一部「直ちに送還」要求

 北朝鮮が15日、平壌で外国通信社の記者および外交官に向け記者会見を開き、韓国国家情報院の指示で北朝鮮の孤児を拉致しようとした脱北者を逮捕したことを明らかにしたとAFP通信が報じた。

 脱北者出身で名前をコ・ヒョンチョル(53)と明かす男性は、記者会見で朝鮮の孤児を拉致して韓国に連れて行こうとしたと言い、「許されない罪を犯した」と涙声で話したと同通信は伝えた。この男性は、自分の行った密輸に関連して北朝鮮当局の調査を受け、2013年1月に脱北して中国で1年間滞在した後、ラオスやタイを経て2014年に韓国に入国したと話している。男性は北朝鮮で孤児を拉致してくれば一人あたり1万ドルの報酬を与えるという提案を受け、北朝鮮に潜入して孤児院にいた8、9歳の少女を拉致しようとして逮捕されたと主張した。

 これに対して統一部当局者は「北朝鮮が韓国国民を一方的に逮捕し、記者会見など宣伝戦に利用していることを大変遺憾に思う」と批判した。当局者は「政府は北朝鮮がコ・ヒョンチョル氏をはじめ抑留されている韓国国民を早急に釈放し、韓国に遅滞なく送還することを強く要求する」と話した。

 現在、北朝鮮にはこの日の記者会見を行ったコ氏のほか、キム・ジョンウク氏(2013年10月逮捕)、キム・グクキ氏(2014年10月逮捕)、チェ・チュンギル氏(2014年12月逮捕)が長期間抑留されている。

イ・ジェフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7月16日(土)12時39分

ハンギョレ新聞