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平日も足湯~ったり 白山「親谷の湯」、4年ぶり

北國新聞社 7/16(土) 3:11配信

 土日祝日のみ時間限定で開いている白山白川郷ホワイトロードにある天然温泉「親谷(おやだに)の湯」(白山市)の足湯が16日から、4年ぶりに平日を含め全日利用可能になる。これまでは源泉からポンプで湯をくみ上げ、配水していたが、ポンプの位置を変えたところ、サイホンの原理が働いて湯が送れるようになった。閉鎖中の露天風呂についても、市は来季以降の再開を検討している。

 親谷の湯はホワイトロードの蛇谷園地駐車場(標高782メートル)から、徒歩で急斜面の階段を70メートル近く降りて15分程度の沢沿いにあり、足湯と露天風呂がある。日本滝百選の「姥(うば)ケ滝」の絶景を眺めながら湯につかれ、全国から観光客が訪れる観光スポットになっている。

 ところが、温泉は2012年に源泉の自噴が停止し、利用を休止した。市は昨季から揚水ポンプで湯量を確保して足湯のみを利用できるようにしたが、現場に電源はなく、ポンプの稼働に2時間おきの燃料補給が必要になる。管理要員を配置しなければならず、オープンは土日祝日の午前10時~午後3時のみだった。

 市によると、源泉は足湯の場所よりも5メートルほど高い位置にある。源泉の地表からの自噴は止まったものの、温泉の水脈は自噴場所の約1メートル地下まで来ている。昨季は自噴場所のすぐ近くにポンプを設置して湯をくみ上げていたが、今季から足湯の近くに移動して湯を通したところ、サイホンの原理が作用し、結果としてポンプも不用になった。

 湯量も十分あり、露天風呂の浴槽にも湯を送ることは可能だが、浴槽の底部分が一部破損しているため、今季は利用再開を見送る。

 ホワイトロードの供用時間は6~8月が午前7時~午後6時、9~11月が午前8時~午後5時となっている。市施設管理課の担当者は「これまでは観光客から『お湯がない』と苦情を受けることもあった。これからはいつでも入りに来てほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7/16(土) 3:11

北國新聞社