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大人が「Snapchat」の魅力を理解できないワケ

ITmedia Mobile 7月17日(日)6時10分配信

 まずは、この画面を見てほしい。

 これは、10代に人気の動画メッセージングサービス「Snapchat」の画面だ。“消える”投稿が若者にウケているが、特に顔認識機能を使った自撮り動画を友達と送り合うのがはやっている。だが、大人にとってはその魅力がイマイチ分かりづらい。というか、あまりに分からなすぎて拒絶されているとさえ感じる。Snapchatの何が分からないのか、いち社会人の視点で紹介してみたい。

【若者に人気のポイント】

●その1:最初に何をするのか分からない

 起動すると、この画面が表示される。

 カメラの起動画面に見えるが、所々見慣れないマークがある。これは、Snapchatのホーム画面だ。初期状態ではインカメラが起動するので、いきなり自分の顔のドアップが映し出される。その時点で「うわっ」となってしまうのだが、その後何をしていいのかが全く分からない。

 文字による説明は一切ない。曲がりなりにもIT系の記者なので手当たり次第触ってみるが、チャットやプロフィールの画面に切り替わることはあっても、肝心な顔認識機能が見つからない。正直、心が折れそうである。

●その2:長押しの説明がない

 手当たり次第画面をタップすると、自分の顔に反応していることが分かった。しかし、その先が続かない。そこで、ペタペタと両手で画面を触っていると、長押しで顔認識が立ち上がることに気付く。ホーム画面の起動から10分以上たっているが、まだまだSnapchatの魅力の半分にも達していない気がする。

 顔認識機能では、仮面をかぶったり、リボンをつけたり、自分の顔をデコるさまざまなバリエーションがあり、左右のスワイプで直感的に選べる。

●その3:フレンド追加の後が分からない

 社会人にもなると、自分の顔をデコる自分と向き合うこと自体が精神的にこたえるが、Snapchatの魅力を知るためには、フレンドとつながらないと話にならない。フレンド追加は他の機能と比べ、「ユーザー名で追加」「アドレス帳から追加」「スナップコードで追加」などの説明があるから分かりやすい。

 ただし、ホーム画面上にあるお化けのマークをタップするという下準備に気付けばの話だが。すでにSnapchatを使っていた社会人の友達とつながり、ようやくフレンドが1人増えた。だが、フレンドができた後に何をするのかが分からない。ひとまず友達に聞いてみたら、「チャットしよう。あと、動画送って」と言われた。

●その4:自分の行動を逐一通知される仕様が分からない

 チャット上で顔認識動画を送る場合も、画面中央下の丸アイコンを長押しする必要がある。これも説明がないので手間取った。投稿は勝手に消えていくのだが、それぞれスクリーンショットで保存でき、顔認識機能を使った動画も2回まで再生できる。しかし、動画をリピート再生したり、再生中にスクショを撮ったりすると、それが逐一相手に通知されるのだ。相手から同じことをされない限り自分で気付くこともないので、知らない間に通知されていたと思うとかなり恥ずかしい。かつてmixiで足あと機能があることに気付かず、特定の相手のページに何度も訪問していたのがバレたときの恥ずかしさに似ているだろうか。

 大人にとってはハードルが高く、ノリや面白さもついていくのが大変な印象すらあるSnapchat。だが、SnapchatのDAU(日間アクティブユーザー数)が1億5000万人を超え、Twitterの1億4000万人(推定値)を上回ったと報道されるほど、若者からの支持は厚い。また、最近ではスナップの保存・再投稿を可能にする機能が発表されるなど、サービス自体の特性も大きく変わりつつある。

 Snapchatをバリバリ使いこなす若者たちに、その使い方や魅力、サービス変更についてどう考えているのかなどの疑問を切り込んでいきたい。

最終更新:7月17日(日)6時10分

ITmedia Mobile