ここから本文です

生田斗真キャスティングの“秘密”とは?大友啓史が作品へのこだわり明かす

映画ナタリー 7月17日(日)21時23分配信

トークイベント「Meet the Filmmaker」が本日7月17日、東京・Apple Store銀座店にて行われ、監督作「秘密 THE TOP SECRET」の公開を控える大友啓史と、ジャーナリストの津田大介が登壇した。

【この記事の関連画像をもっと見る】

清水玲子のマンガをベースにした「秘密 THE TOP SECRET」は、死者の脳に残された記憶を映像化して捜査を行う警察庁の特別機関・通称「第九」に所属する者たちの活躍と苦悩を描くサスペンス。大学卒業後、NHKでテレビディレクターとしてドラマ「ハゲタカ」や大河ドラマ「龍馬伝」など数多くの番組を手がけてきた大友は、局員時代から原作に注目していたという。

主人公である第九室長・薪剛役の生田斗真のキャスティングについて津田が質問すると、大友から「30代で女性に見間違われるような少年みたいな人って、そもそもいませんよ!(笑)」と本音が。「このハードルは非常に高かった」と明かす大友は「僕なりに解釈すると、警察庁という大きな組織で新しいプロジェクトを任されるのは、タフで骨太な男でなければいけない。(NHKのような)組織で生きてきた人間としては、そういう考えがあったんです」と説明。そして「見てくれの美しさは残しつつ、リアルへと落とし込むときにどう反映させるか? 生田くんはジャニーズの中でも俳優一筋で、いろんな監督に揉まれてきた。そういった役者としての経験もあるから面白いと思ったんです」と話す。

また、薪と岡田将生演じる青木一行の身長差が原作を彷彿とさせると指摘されると、大友は「よくぞ言ってくださいました!」と笑顔に。「第九メンバーはみんな大きい。(今井役の)大倉孝二さんなんて190cm近くあるんです。背の高いたちに囲まれると、175cmくらいの生田さんでも小さく見える。そういう工夫はしました」と細かなこだわりにも言及した。

俳優自身がヘッドセット型カメラを装着し、加害者や被害者の主観映像を実際に撮影したという本作。残虐な描写も含まれるが、大友は「僕らがやりたかったのはただ単に怖がらせることではない。“墓場まで持っていく”という表現があるように、脳の記憶をのぞくこと、のぞかれること自体が怖い。だから脳の中の記憶を見ることができる時代になったとき、『あなたはどうしますか?』ということを問いかけている」と作品に込めた思いを説明する。そして「僕は明確に、それを良しとしない立場でこの映画を作りました」と断言。「『絶対見られたくない!』と思うし、(記憶をのぞくと)いかにロクなことにならないかが、この映画を観ればわかります(笑)。そういうスタンスで作りました」と映画の公開を待ちわびる観客に伝えた。

「秘密 THE TOP SECRET」は8月6日より全国ロードショー。



(c)2016「秘密 THE TOP SECRET」製作委員会

最終更新:7月17日(日)21時23分

映画ナタリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。