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「勇者ヨシヒコ」に「変態仮面」も!「だCOLOR?~THE脱獄サバイバル」脚本家・福田雄一の魅力

dmenu映画 7/17(日) 20:00配信

ココリコの田中直樹主演『だCOLOR?~THE脱獄サバイバル』が7月9日より全国で公開。人気バラエティ番組『ココリコミラクルタイプ』(2001年~2007年)で、数々の傑作コントを世に送り出してきた演出陣・金子傑が監督、福田雄一が脚本とあって、かつての『ミラクル』ファンは騒然! 福田雄一は今や、独特の脚本で“超・売れっ子”になっているのです。その世界観、まさにシュール!?

深夜だから!? つっこみどころがありすぎる!

「この簡単な事件、オレが33分もたせてやる!」――。堂本剛主演の『33分探偵』(2008年)は、福田雄一が連続ドラマに初挑戦した作品です。視聴者にも登場人物にも、誰が見ても事件の容疑者が明白な状況で、放送時間の33分をもたせるためだけに、推理小説などの造詣だけは深い主人公の探偵が的外れな推理を展開します。周囲から「それ、みんな知ってる!」などとつっこまれても己の美学を貫く、そのつかみどころのなさも中毒性高し!
33分のドラマの世界であるということを提示し、なおかつ推理も”かき回す”ことを目的に行われるという、常識を超えた設定の脱力系サスペンス。これ以前にも福田はDVDシリーズ『THE3名様』の脚本・監督や、バラエティ番組の構成を手掛けていましたが、連ドラのデビュー作がこれって、シュール過ぎます。なんやかんやで深夜でありながら人気を博し、特別編や続編も制作されました。

低予算・非常識上等、福田式シュール

さらに、その異才ぶりを発揮し、福田ワールドを確固たるものにしたのが山田孝之主演のドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』(2011年)。こちらも続編『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』(2012年)が作られ、この秋には第3章『勇者ヨシヒコと導かれし七人』の放送が決定しています。 テレビ東京の深夜ドラマ=“視聴者もなんとなく低予算に納得してしまう枠”ということが強みになったこの作品。国民的RPG『ドラゴンクエスト』をモチーフに、とにかく低予算を強調した、手の込んだ手作り感が満載の冒険活劇です。チープなはりぼてのモンスターとのチープな戦闘。馬で冒険に旅立ったと思わせて徒歩移動という肩すかし。ストーリーとは無関係のとめどない会話。散りばめられたシュールを拾いながらついていくことに、いつしか私たちは没頭していくのです。

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最終更新:7/17(日) 20:00

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