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《ぐるっと点検ぐんま》自転車イベント ブーム後押しで盛況

上毛新聞 7月17日(日)6時0分配信

 県内外の人がタイムを競ったり、景色を楽しみながら自分のペースでペダルをこぐ自転車イベントが群馬県内で盛んだ。規模は大小さまざまだが、受け入れる主催者や地元ボランティアは出場者がコースから見える景色や地形を楽しみ、特産品などに触れて、地域を知ってもらえるよう工夫を凝らしている。

■ネット申請主流

 自転車イベントの出場申請はインターネットが主流だ。エントリーサイト「スポーツエントリー」は全国各地の年間約600のイベントを紹介。神奈川県が61件と全国で最も多く、関東では東京都や千葉県が約30件と続く。サイトを運営するアプロード(東京都)の竹内繁雄さんは群馬県の大会について、「開催市町村のもてなしが充実しているのが特徴」と話す。

 出場者規模でみると、榛名、赤城の名前を冠した「ヒルクライム」が県内の2大イベント。過去最多の6510人が出場し、5月に開かれた第4回榛名山ヒルクライム(高崎市)は約1200人のボランティアが全国有数規模の大会を支えた。

 9月に予定される第6回まえばし赤城山ヒルクライム(前橋市)は、インターネット申し込み分(2800人)が90分ほどでいっぱいになった。担当者は「首都圏からのアクセスがいいことも奏功している」と人気の理由を分析する。一方、5月に藤岡市で開かれた「チャレンジサイクリングフェスタ上州藤岡ライド&ヒル」は約470人が参加した。市担当者は「この規模を限度に維持していきたい」としている。

■魅力アピール

 出場した人が改めて観光客として訪れてもらえるよう、主催する自治体やボランティアは地元の魅力をアピールする。

 富岡市で5月に初開催された「妙義山ビューライド・イン・富岡2016」。貫前神社や丹生湖などに設けた休憩所では「こしね汁」や「ホルモン揚げ」といった自慢のグルメを用意し、好評を得た。参加賞として富岡製糸場ペア入場券や温泉の割引券を用意し、再訪への誘導を狙った。

 9月に嬬恋村で初開催する「嬬恋キャベツヒルクライム」は、14年にコース内の土砂崩れで中止になってから開催が途絶えていた「嬬恋・万座ハイウエーヒルクライム」の後継と位置づけられる。コースからは天気次第で浅間山の美しい姿を眺望できるため、自転車を降りて写真を撮る出場者もいた。村観光協会は「下見の時も含めて村に宿泊してもらえれば、観光産業の潤いに直結する」と期待する。

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最終更新:7月17日(日)6時0分

上毛新聞