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中国、日米欧の隙を突く可能性 発展途上の自動運転、特殊な中国の状況

乗りものニュース 7月17日(日)9時48分配信

「レベル」が低い現在の自動運転

 日産自動車は2016年7月13日(水)、今夏にモデルチェンジ予定の新型「セレナ」に搭載する自動運転技術「プロパイロット」の概要を発表しました。

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 この「プロパイロット」は、高速道路における単一車線での使用を前提に、ドライバーが設定した車速(約30km/h~100km/h)で走行できるほか、先行車との距離を保つよう自動でアクセルとブレーキをコントロール。「追従」と「停止」に加えて「停止保持」も可能です。さらに直線やコーナーで、車線の中央付近を維持するステアリング制御も行えます。

 ただこれは、「自動運転」としては最上位に「レベル4」まであるうちの「レベル2」にあたり、あくまで「ドライバーの補助」が目的。同じく「レベル2」であるテスラモーターズ(アメリカ)の自動運転「オートパイロット」は、ステアリングから手を放しても走行できますが、日産は手放し10秒で警告、それでも握らないと自動運転が解除されます。これは、日産と同等の機能をすでに市販済みのメルセデス・ベンツ(ドイツ)とおおむね同じです。

 また、2016年7月10日(日)付の日本経済新聞は、「日本と欧州主要国は自動運転の共通基準をつくる。まず2018年にも高速道路で人がハンドル操作せずに追い越しや合流ができる車を走れるようにするためのルールを設ける」と報じました。

 居眠りやよそ見を防ぐ方法としては、「定期的に運転席のボタンを押させたり、ドライバーの状態をセンサーで監視したりする案が有力」という内容です。これは、テスラやグーグルを除く旧来の自動車メーカー側の考えが強く反映されたものといえます。

「自動運転」、当面は逆効果? むしろ、人間はより疲れるだけか

 そうした基準が実現した場合、自動運転は当面、あまり役に立つものにはならないでしょう。使用できるのは高速道路上のみで、ステアリングを握り続け、視線もきちんと前方に向けていないと解除されてしまうのですから。私(清水草一:首都高研究家)の個人的な感想としては、「かえって疲れそうなので使いたくない」です。

 このレベルでは、全自動洗濯機を回しているあいだ、ずっと脇にいてその動作を注視し続けろというのに近いのです。ならば人間主体で運転して、いざというとき機械にサポートしてもらったほうが楽ではないか――つまり、すでに普及しつつある「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」と自動ブレーキなどの組み合わせで十分で、その性能を磨けば、“準”自動運転はいりません。

 本当に楽ができる自動運転は、「レベル4」の“完全”自動運転の実現まで待たねばなりません。しかしそれについての基準作りは、まだ議論もこれからです。

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最終更新:7月17日(日)13時4分

乗りものニュース