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【高校野球】初戦で公立実力校下したAシード千葉経大附 光った大型バッテリーの実力

Full-Count 7/17(日) 16:10配信

袖ヶ浦の接戦に5-2で勝利、3回戦進出を決めた千葉経大附

 7月16日に行われた第98回選手権千葉大会2回戦。Aシードの千葉経大附と公立でも実力校として注目される袖ヶ浦の一戦は接戦となった。

 千葉経大附の先発は中村亮太(3年)。春の時点でも130キロ後半の速球を投げ込んでいた投手だが、立ち上がりから135キロ~140キロを計測。140キロを計測したのは1球だけだが、以前よりも角度と重量感を感じるようになった。

 千葉経大附の右投手でこれほど威力あるストレートを投げられる投手も久々だ。さらに120キロ前後のスライダー、125キロ前後のフォークの精度も高く、簡単には打ち崩せないものを感じた。しかし、袖ヶ浦打線も中村の投球にくらいつき、ファールで粘るなどの姿勢を見せていた。

 4回裏、千葉経大附は坂 尚哉(3年)が外角球を捉えて豪快な2ランで2点を先制するが、5回表には2死満塁から嶋崎翔太(3年)のライト前へ落ちる2点適時打で2-2の同点に追いつく。これぞ執念の2点適時打。だが7回裏、千葉経大附は2死三塁から中村の適時打で勝ち越しに成功すると、8回裏には、再び満塁から保谷雄志(3年)の2点適時打で5-2とした。そして、最後は中村が締めて、千葉経大附が3回戦進出を決めた。

エースらしい投手に成長した中村、観客がどよめく強肩見せた坂巻

 袖ヶ浦の粘りは非常に嫌らしく、シード校を破ってもおかしくない実力があった。千葉経大附には、それを乗り越える粘りがあった。そして簡単にはミスをしない盤石な守備力も。しっかりと我慢をしたからこそ、7回、8回につなげることができたのだ。

 この試合では、千葉経大附のバッテリーが光った。中村は袖ヶ浦の粘りにしっかりと耐え、最後まで両サイドへの制球力が安定。ここぞというときに決まった低めのストレートは見事だった。最終回になっても138キロを計測。スタミナも出てきて、まさにエースらしい投手へ成長してきた。

 そしてホームランを含む3安打を放った捕手の坂巻。やや外回りのスイング軌道になっているのが気になるが、右中間へ鋭い打球を打てるのは魅力で、走り方が良く、なかなか脚力のある選手。3安打目は、絶妙なセーフティバントだった。さらに、一番の武器は強肩。1.90秒~2.15秒前後を計測し、ズバッと二塁手のグラブへストライクスローが決まった瞬間、観客がどよめくほどだった。

 久しぶりの大型バッテリー。さらにチームの雰囲気もここ数年では一番良い。再び甲子園を狙える雰囲気を感じさせた。

(記事提供:高校野球ドットコム)

河嶋宗一●文

最終更新:7/17(日) 16:10

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