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矢後県議が政活費不正で辞職表明 自民も離党

北日本新聞 7月17日(日)0時45分配信

 書籍代の領収書を偽造して政務活動費を不正に受け取った問題で、前県議会副議長の矢後肇氏(56)=高岡市醍醐=は16日、高岡商工ビルで記者会見し、「県民の県政に対する信頼を大きく損ねる行為をした。深くおわび申し上げる」と述べ、議員辞職を表明した。自民党も離党する。

 矢後氏は「自民党に寄せられた多くの有権者の期待と信頼も裏切った」と語り、深々と頭を下げた。議員辞職願と離党届は週明けに手続きを確認した上で、速やかに提出するとした。政界から完全に身を引くつもりかどうか尋ねられると、「今は先のことを考える余裕がない」と明言しなかった。

 2010~14年度に書籍代として約460万円を不正請求した理由に関しては「政治活動に使いたかった」と説明した。ほかにも収支報告書に虚偽の記載をした疑惑が浮上していることについては、同席した弁護士が調査中のため現時点では答えられないと回答。弁護士による調査と県議会事務局との協議を踏まえ、不正と見なされたものは返還するとした。

 矢後氏は慶応大法学部卒。北陸銀行勤務を経て、03年の県議選高岡市選挙区で初当選した。県議会自民会派に所属し、4期目。今年3月から副議長を務めていた。既に副議長を辞任し、自民会派も離脱している。


■矢後氏の政務活動費不正問題■

 2010~14年度の政活費で、約460万円分(約450冊)の本を同じ書店で買ったと県議会に収支報告書を提出。『研修医のための早朝講義』『確率論史』といった高価な専門書が多数あり、13日に全てうそだったと認めた。矢後氏は架空請求した額はすべて返還するとしている。

北日本新聞社

最終更新:7月17日(日)13時54分

北日本新聞