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「自分が県政の妨げ」 矢後県議辞職表明

北日本新聞 7月17日(日)0時48分配信

 「自分が県政発展の妨げになる」。16日、政務活動費の架空請求問題で議員辞職を表明した矢後氏の記者会見。13年余りにわたって着けた議員バッジを胸から外し、県民への謝罪の言葉を繰り返した。一方、政活費の不正や使途については「弁護士に調べてもらう」と繰り返すばかり。今後の政治活動は「白紙」と語った。 

 矢後氏は午前11時半ごろ、弁護士に付き添われ、高岡市内の会見場に姿を見せた。疲れ切った表情を浮かべ、「県政に対する信頼を損ねた」と深々と頭を下げた。

 辞職理由を「きょうの富山より、あすの富山がより良くなってほしいという気持ちは変わらない。辞することが富山をより良くすることになる」と説明。不正が明るみになった13日に決心していたものの、後援会の了承を得るため、辞職表明に時間を要したという。

 発覚当初、南砺市の書店の領収書を偽造した以外に、不正を犯していないと説明していた。その後、高岡市内の書店でも実際は雑誌などを購入していたのに専門書などを買ったなどと収支報告書に虚偽の記載をしていた疑いが浮上した。

 この日の会見で説明を求められると、弁護士が「(不正請求した政活費の返還に向けて)調査を進めており、個別の内容には答えられない」と矢後氏の発言を遮る場面もあった。矢後氏は「(記憶に)自信がない。第三者に調べてもらう」と述べるにとどめた。

 辞職を受け、10月に想定される県議選高岡市選挙区の補選については「自分が出ることは考えられない」と出馬を否定した。政活費以外に、議員の立場を利用した不正はないのかと尋ねられると「ないと思います」と即答した。

北日本新聞社

最終更新:7月17日(日)13時54分

北日本新聞