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シンガポール証取が終日取引停止 システムの警告確認で

ZUU online 7/18(月) 6:10配信

シンガポール証券取引所(SGX)は7月14日現地時間午前11時38分、システムから発せられた重複取引の警告を確認する目的で、証券市場取引を一時停止。

当初は2時間で復旧する見込みだったが、最終的には終日メンテナンスを行い、翌朝15日から通常通りの取引再開となった。

SGXが技術問題が原因で取引を停止するのは、過去2年間で4回目。

■金融管理局からシステム改善について警告

アジア屈指の国際証券取引所として知られるSGX。米ブルームバーグによると、時価総額4940億ドル(約52兆3541億円)、過去1年間の1日平均株価取引額は16億ドル(約1695億6800万円)と、アジア最大の市場規模を誇る

わずか数時間の閉鎖でも大きな支障をきたすはずだが、今回のように丸一日取引が停止され、しかも2年間で4回も同様の問題が生じているとなれば、SGX自体の信用問題に深刻な影響をおよぼす。

SGXは2014年に1カ月間で二度の取引停止騒ぎを起こし、規制当局から厳重な警告を受けた後、昨年6月には2億ドル(約211億9600万円)を投じてシステム改善を実施したが、11月には再び停電でデリバティブ取引を一時中断。翌月にはソフトウェアの不具合で、取引開始を3時間遅らせる事態となった。

シンガポール金融管理局(MAS)からシステム改善を強要された際、特にモニタリングおよびリカバリー・システムを向上させるようにと警告されていたが、大金を投じた成果のほどが今一つなのは一目瞭然だ。

短期間で度重なる業務停止に、「MASからさらなる圧力がかかるのではないか」との見方が強まっている。

■アジアFinTechリード国に一抹の不安

今回の取引停止に関しては、14日現地時間午前11時38分に「不都合」を理由に一時停止。その後、午後12時39分に「取引確認メッセージの重複」が原因であると公表。午後2時には取引が再開される予定だったが、午後4時3分には「終日停止」が確定した。

ブローカーは不安にかられた投資家の対応に追われ、現場は騒然としていたという。

「世界で最もビジネスのしやすい国」と称されるシンガポールは、国が全力をあげて国際的なビジネス改革を実施している国の一つである。

アジアFinTechを先導するハブとしての知名度も急速にあがっており、世界中のビジネス産業の注目を一身に浴びている。テクノロジー、金融、文化、言語、労働力など、あらゆる点で秀でているとの称賛が後を絶たない。

しかし一国の金融窓口であるはずの証券取引所で、初歩的とも思える事故が多発するようでは、今後の成長に不安の念がよぎるのを禁じ得ない。

現に投資家やブローカーからは苦情が殺到し、問題の解消に向け、より深く原因を追究するようにとの要請がでている。

SGXは謝罪文をWebサイト上に掲載したが、問題や今後の対策についての詳細については触れていない。

1999年、前身となったシンガポール取引証券所と、シンガポール国際金融取引所の合併によって誕生したSGX。600社を上回る上場企業の40%は海外を拠点としており、顧客に快適な投資環境を提供する目的で、デジタル革命にも積極的に取り組んでいる。

それだけにSGXが立て続けに起こした一連の騒動は、非常に残念であると同時に、「木を見て森を見ず」といった感が強い。(ZUU online 編集部)

最終更新:7/18(月) 6:10

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