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日本統治時代の旧邸宅、修復工事を終え一般公開 昔の姿再現/台湾・淡水

中央社フォーカス台湾 7/18(月) 16:55配信

(新北 18日 中央社)人気観光地の新北市淡水にある市指定文化財「淡水街長多田栄吉故居」が18日、1年余りに及ぶ修復工事を経て一般公開された。同建物は日本統治時代に建設された旧邸宅。同地区に残されている歴史的建築物は洋館が多く、保存状態が良好な日本式建築は珍しい。同市立淡水古跡博物館の紀淑娟館長は、周辺の洋風建築とは大きく異なる和風の雰囲気を感じてもらえるだろうとアピールした。

旧邸宅は1930~1933年に淡水第4代目街長(現在の区長に相当)を務めた多田栄吉が建設したもので、1934年に完成。敷地面積は約100坪に上る。建材にはタイワンベニヒノキが使用された。また、台湾全土で最も早く水道を引いた住宅の一つとされており、地域の発展を示す存在としての保存価値も有する。そのため、2005年に市指定文化財に登録された。

建物の内部には和室が再現されているほか、修復工事中に残された鬼瓦や昭和時代の通貨、拳銃の弾殻、ふすま紙などの文物などが展示されている。見学者は和の雰囲気を感じながら休憩や写真撮影をすることも可能。

見学時間は平日は午前9時30分から午後5時まで。週末は午後6時まで延長される。室内の見学は予約制で、希望日の2週間前までに申込が必要。予約は淡水古跡博物館の公式サイトなどで受け付けている。

(王朝ギョク/編集:名切千絵)

最終更新:7/18(月) 16:55

中央社フォーカス台湾