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「多くの性的少数者に勇気」 那覇パートナー制度第1号に祝福

沖縄タイムス 7/18(月) 11:07配信

 ピンクドット沖縄に参加した大勢の人の前で、人生のパートナーとして歩んでいくことを誓った入眞地(いりまぢ)順治さん(39)と安座間尚彦さん(30)。「同性カップルが認められる第一歩になる」「人が愛し合うのに性別は関係ないと分かった」。2人の門出に立ち会った人からは賛同や理解の声が上がった。
 イベントの終盤、そろいの白いタキシード姿で登場した2人。片手にピンクのブーケを持ち、もう片方の手をしっかりつないでカーペットを進み、壇上に上がった。緊張した面持ちで指輪を交換、少し長めのキスを交わすと、客席から大きな歓声が上がった。
 「兄が同性愛者だと知った時、私たち家族は正直戸惑った。でも、順治さんと出会って兄は驚くほど明るくなった。私たちは2人から自分らしく生きること、人が人を愛することに性別は関係ないことを教わった」。安座間さんの妹の裕子さん(26)は涙ぐみながらそうあいさつした。
 友人代表で人気グループMAXのLINAさんは、入眞地さんの幼なじみでゲイだと最初に打ち明けられた人。「那覇市のパートナーシップ第1号となった2人の勇気ある行動と強い愛を誇りに思う。性的少数者が世の中にもっと認められるよう応援する」と決意を述べた。
 2人の共通の友人で歌手の中島美嘉さんから歌のプレゼントもあった。
 式を見守った女性のカップルは近くパートナーシップ登録を申請する予定。「パートナーを妹と偽らなくてよくなる。那覇市の制度や結婚式は、同性パートナーが家族として認められる第一歩になる」と喜んだ。
 2人の娘と参加した次呂久修さん(49)は「性別に関係なく愛し合うカップルがいることがオープンになれば、子どもたちも早い時期に理解ができ、偏見やいじめがなくなる」と語った。
 ピンクドット沖縄の砂川秀樹共同代表は「結婚式は多くのLGBT(性的少数者)に勇気を与えた。制度だけでなく、いろいろな人に認められることに意味がある」と強調した。

最終更新:7/18(月) 22:39

沖縄タイムス