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「やったよ!」沸き立つ嘉手納 夏の高校野球・沖縄大会優勝【動画あり】

沖縄タイムス 7月18日(月)11時7分配信

 1984年の開校以来、初の快挙となる夏の甲子園出場を決めた嘉手納高校。「甲子園に連れて行く」。17日の沖縄県大会決勝で“約束”を果たしたナインの勇姿に、学校カラーのえんじ色に染まった応援スタンドが歓喜に沸いた。
 試合開始10分もたたぬ間に美里工業が2点を先取したと思えば、一回裏に嘉手納が6点を返して逆転。目まぐるしい試合展開に、マネジャーで嘉手納1年の仲田侑花さんは「もう既に2回も泣きそうになりました」とはや涙目。
 1回戦から一貫して応援太鼓のばちを握る1年の新垣佑樹さんは「最初は手のひらにマメができたけどもう大丈夫」。炎天下に力強い重低音を響かせ続けた。
 回を重ね、優勝ムードが漂い始めた九回表。嘉手納がアウトをもぎとるごとに、バス5台で駆け付けた大応援団が青空に指を突き上げて勝利へのカウントダウンをした。マネジャーで3年の並里雅さんは「決勝前の『必ず甲子園に連れて行く』という約束を守ってくれた。本当にうれしい」。試合終了後に降り注いだ突然の豪雨が、応援団の涙や汗を洗い去った。
 「やったよ!」。逆転の口火を切る適時打と本塁打を放った大石哲汰主将の母、留美さん(39)は試合後の誇らしげな息子の一言に胸を熱くした。けがで春大会に出られず、今大会も得意の打撃がふるわなかった大石選手。それが決勝前日の16日夜、自宅で突然「強気で打ちにいく。いけそう」と決意を口にした。晴れの舞台での有言実行。甲子園を前に、留美さんは「焦らず、笑顔を忘れずにプレーしてほしい」とエールを送った。

■「甲子園で旋風を」父母ら学校で祝勝会
 【嘉手納】夏の高校野球県大会で優勝した嘉手納高校で17日夜、野球部父母会主催の祝賀会が開かれた。創立33年目で初の快挙。上原俊之校長ら学校関係者や父母が多数駆け付け、選手らをたたえた。
 体育館には勝利を信じて事前に準備した「祝 初出場」の垂れ幕が試合終了直後に飾られた。午後7時ごろ、空に虹がかかる中、満面の笑みを浮かべた選手が到着。手拍子と「おめでとう」の掛け声が飛び、祝福ムードに包まれた。上原校長は「甲子園でも嘉手納旋風を巻き起こしましょう」と喜びを語った。
 3年生の比嘉大介選手の父淳さん(49)は、練習試合にはマイクロバスで送迎し、球審も務めた。「本当に夢のよう。うれしかった」と目を潤ませながら勝利の瞬間を振り返った。
 祝賀会場で「嘉手納高校を甲子園に送る会」が急きょ結成された。6年前の春のセンバツ初出場時の父母会メンバーで、元PTA会長の花城勝男さんが会長に就いた。「甲子園では一戦一戦を絶対勝つという気持ちで監督の下、頑張ってほしい」と激励した。

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最終更新:7月18日(月)11時7分

沖縄タイムス