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広島新井「ノーモア・メークドラマ」虎時代の経験糧に一戦必勝じゃ

デイリースポーツ 7月18日(月)7時0分配信

 後半戦が18日から始まる。25年ぶりの優勝へ向け、首位を走る広島は本拠地で中日との3連戦。新井貴浩内野手(39)は17日、一戦必勝の重要性を強調した。チームは1996年に11・5差を逆転されてV逸。新井自身も阪神時代の08年、巨人に13差をひっくり返された経験がある。「ノーモア・メークドラマ」-で残り56試合を戦う。

 球宴ブレークが終わり、後半戦が始まる。シーズンは残り56試合。首位を独走するチームは貯金19、2位巨人に10差をつける。最短で22日にマジックナンバー40が点灯。刻一刻と25年ぶりの優勝に近づいている。1軍野手最年長の新井は、一戦必勝の思いを強調する。

 「また一戦、一戦。球宴明けから8月は大事な日々になると、頭に入れつつもやることは変わらない。積み重ねていくだけだから」

 7度目の球宴出場を終え、この日は横浜から移動。18日からのリーグ戦再開に備えた。「自分はそういう経験をしているから」。胸にあるのは2008年の苦い経験。阪神移籍初年度、巨人に13差をひっくり返された。油断、慢心があったわけではない。だが、失った流れは戻らなかった。

 「星勘定をしてしまいがちだけど、いいことない。今まで通りにとにかくこの試合この試合と、思ってやっていかないといけない」

 一戦必勝。夏本番を前に、緒方監督も強調する。「1試合、1試合、我々の野球をするだけだ」。シーズン前に掲げたのは、投手中心の守り勝つ野球。石原を要に菊池、田中の二遊間、丸のセンターラインが軸を守る。守備力と攻撃力にも支えられながら、野村がリーグトップの11勝を記録。ジョンソンも同2位の9勝と、左右2枚看板の安定感も光る。

 広島は96年、巨人に最大11・5差を逆転されV逸。「メークドラマ」として辛酸をなめた。緒方監督も当時、現役で戦っていた1人。相次ぐ主力の故障離脱で失速したが、今季は後半戦に向け大瀬良が復帰、福井も復調で1軍に合流した。右太もも痛が完治したエルドレッド、新外国人のデラバーが待機するなどプラス要素も多い。

 「チーム全体で盛り上げるムードを作れている。いい相乗効果」と指揮官。20日の中日戦で大瀬良が復帰登板、23日の阪神戦で黒田が日米通算200勝に挑む。新井の2000安打がチームに勢いを呼んだように、節目の勝利が後半戦も勢いを加速させる。一丸野球で頂点へ。「リメークドラマ」はさせない。

最終更新:7月18日(月)7時51分

デイリースポーツ