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SHISHAMO、多彩な演出で魅せた野音2DAYS

音楽ナタリー 7月18日(月)21時56分配信

SHISHAMOが7月16、17日に東京・日比谷野外大音楽堂にて、単独公演「SHISHAMO NO YAON!!! 2016」を開催した。

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1月には東京・日本武道館での単独公演、3月にはアルバム「SHISHAMO 3」のリリース、4月から5月にかけては全国ホールツアー、そして6月には大阪・大阪城ホールでのワンマンライブと2016年前半を駆け抜けたSHISHAMO。今回彼女たちが行った日比谷野外大音楽堂での2DAYS公演は1日目を「夜空編」、2日目を「青空編」と銘打ち、それぞれ趣向をこらした内容で実施された。

1日目の「夜空編」は爽快感あふれる新曲で幕開け。吉川美冴貴(Dr)のパワフルなドラミングから始まった「中庭の少女たち」では、宮崎朝子(G, Vo)が大人への階段を登る少女の揺れ動く心情を、キャッチーなメロディに乗せて歌った。MCでは宮崎が「SHISHAMO NO YAON!!!」と書かれたバックドロップを指差し、「去年の使い回しなんです」と毒づきつつも、2年連続の日比谷野音での単独公演を喜ぶ。日が暮れてきた頃、3人はこの季節にぴったりなメロウチューン「熱帯夜」をプレイ。観客たちはミラーボールが放つ光の粒が野音いっぱいに広がる中、彼女たちの演奏に酔いしれた。

中盤では宮崎がキーボードにパートチェンジし、メンバー同士で向き合って座った形で、「あの子のバラード」と「昼夜逆転」を披露する場面も。その後、吉川は日本武道館公演の裏で、高校時代の親友との間で起きたハートフルなエピソードを語り、会場をほっこりさせた。新曲「恋に落ちる音が聞こえたら」で始まった終盤戦では、松岡彩(B)がアジテートして始まる「タオル」や代表曲「君と夏フェス」などがプレイされ、最後は「みんなのうた」で締めくくられた。

アンコールでは宮崎が1人でアコギ片手に登場し、新曲「夏の恋人」を熱演。夏の終わりと子供から大人に移りゆく感情を重ねたセンチメンタルな思いをギターの音色とともに届けた。再び3人がステージにそろうと、直前に披露した「夏の恋人」を9月7日にシングルリリースすることと、11月より全国ツアーを開催することを告知。うれしい知らせに会場がハッピーなムードに包まれる中、彼女たちはソリッドなバンドサウンドで魅せる「生きるガール」、あまりライブでは披露されないファン垂涎のナンバー「第3ボタン」、カラフルなテープが舞った「恋する」を披露し、「夜空編」を終了させた。

「青空編」と銘打たれた2日目公演は、アコースティック編成のライブからスタート。SHISHAMOは客席後方から人工芝が敷かれたセンターステージへと向かい、1曲目の「花」を演奏する。吉川が叩くカホンのリズムに合わせて自然とクラップが起こる中、昼下がりの野音に3人のハーモニーが響き渡った。3人はぐるりと囲む観客たちを見回し、照れくさそうに「近いなあ」と口にする。そのまま彼女たちは「君との事」や「がたんごとん」、そしてアコースティックでは初披露となる「君とゲレンデ」などを届け、メインステージへと移動した。

「改めまして、SHISHAMOです」と仕切り直した宮崎は「みんなのうた」でメインステージでのライブを開始。松岡と吉川による軽快なリズムで観客を踊らせた「デートプラン」、宮崎のアコースティックギターの音色が心地よい「笑顔のとなり」など、カラフルなナンバーが昼下がりの野音を彩った。3人はどんな関係の人と一緒に来たのかを観客に尋ねたり、客席から飛び交う黄色い声援に応えたりと気取らないMCでファンとの距離を縮めつつ、ライブを進行していく。彼女たちは最後に野外ライブに似合う「君と夏フェス」を演奏し、大盛り上がりのうちに本編を終了させた。

2日目のアンコールでは1日目と同じように「夏の恋人」が宮崎による弾き語りで披露されたほか、「きみと話せないのは」などが届けられた。2日間を振り返って吉川は「一体感のおかげでみんなとの距離をすごく近く感じた。幸せでした」と感慨深げに語り、松岡も「(観客たちが回すタオルで)綺麗な景色を見せてもらえてうれしかった」と笑顔。最後に宮崎は「皆さんがいなかったらこんなに楽しいライブになってない。皆さんあってのこんなに楽しい日になりました。ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。この日もラストは「恋する」。2日間にわたる「SHISHAMO NO YAON!!! 2016」を終えた3人は達成感に満ちた顔でステージを下りた。

現在SHISHAMOのオフィシャルサイトではこのイベントで開催が告知された秋のツアーのチケット先行販売を実施中。参加希望者はこの機会に申し込んでおこう。

SHISHAMO NO YAON!!! 2016
2016年7月16日 夜空編 セットリスト
01. 新曲02. 中庭の少女たち03. バンドマン04. 量産型彼氏05. 手のひらの宇宙06. 深夜のラジオ07. 恋愛休暇08. ともだち09. 熱帯夜10. 旅がえり11. 休日12. あの子のバラード13. 昼夜逆転14. 恋に落ちる音が聞こえたら15. 僕に彼女ができたんだ16. 僕、実は17. タオル18. 君と夏フェス19. みんなのうた<アンコール>20. 夏の恋人(宮崎朝子弾き語り)21. 生きるガール22. 第3ボタン23. 恋する

2016年7月17日 青空編 セットリスト
01. 花02. 君との事03. 行きたくない04. がたんごとん05. 君とゲレンデ06. みんなのうた07. 量産型彼氏08. デートプラン09. 推定移動距離10. 笑顔のとなり11. 熱帯夜12. 彼女の日曜日13. 新曲14. 中庭の少女たち15. 恋に落ちる音が聞こえたら16. ごめんね、恋心17. 僕に彼女ができたんだ18. 僕、実は19. タオル20. 君と夏フェス<アンコール>21. 夏の恋人(宮崎朝子弾き語り)22. 第3ボタン23. きみと話せないのは24. 恋する

SHISHAMOワンマンツアー2016秋
2016年11月11日(金)東京都 Zepp Tokyo2016年11月20日(日)北海道 Zepp Sapporo2016年11月23日(水・祝)宮城県 仙台PIT2016年11月26日(土)愛知県 Zepp Nagoya2016年11月27日(日)愛知県 Zepp Nagoya2016年11月29日(火)熊本県 熊本B.9 V12016年11月30日(水)福岡県 DRUM LOGOS2016年12月3日(土)大阪府 Zepp Namba2016年12月4日(日)大阪府 Zepp Namba2016年12月6日(火)香川県 高松festhalle2016年12月8日(木)広島県 広島CLUB QUATTRO2016年12月10日(土)東京都 Zepp Tokyo2016年12月11日(日)東京都 Zepp Tokyo

最終更新:7月18日(月)21時56分

音楽ナタリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。