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【今週の展望】世界的なリスクオンも一服する踊り場の週か

エコノミックニュース 7/18(月) 20:31配信

 今週、7月第4週(18~22日)は、18日の月曜日が「海の日」の祝日で休場なので4日間の取引。21日に開かれるECB理事会は来週のFOMC、日銀会合の前哨戦として重要。19日にはJPX大阪取引所で「東証マザーズ先物」の取引が始まる。新興市場では初めての先物の上場になる。

 世界の主要株式市場の休場日は、19日にタイが休場する。

 国内の経済指標、イベントは数が少ない。

 19日に「東証マザーズ指数先物」の取引が始まる。マザーズ指数は安定するか? それともその逆か? この日から、日経平均、TOPIX、JPX日経400も含めて大阪取引所の先物の日中取引の開始時間は9時から8時45分に繰り上がる。夜間取引の取引終了も早朝3時から5時30分に繰り下がり、アメリカの夏時間の期間はCMEよりも終了が遅くなる。午後3時15分から4時30分までのインターバルの時間帯は変わらない。

 20日には6月の日本製半導体製造装置BBレシオ、訪日外国人客数、コンビニ売上高、21日には5月の全産業活動指数が、それぞれ発表される。

 主要銘柄の決算発表は、3月期決算銘柄の4~6月期決算の発表が、安川電機、日本電産、東京製鐵、ジャフコなど「先発組」から本格的に始まる。20日はアルインコ、安川電機、光世証券など。21日はB-Rサーティワンアイスクリーム、DNAチップ研究所、中外製薬、サイバーエージェントなど。22日はゲンキー、モバイルファクトリー、モーニングスター、東京製鐵、日本電産、富士通ゼネラル、リコーリース、ジャフコなど。

 新規IPOは今週は2件。21日にインソース <6200> が東証マザーズに新規上場する。東京が本社で、研修など社会人向けの教育サービスを行う。公開価格は520円。同じ21日にデュアルタップ <3469> がジャスダックに新規上場する。東京が本社で、不動産の販売、仲介、賃貸管理や海外不動産事業を行う。公開価格は1110円。7月の新規IPOは5件で少ないが、28日にもう1件ある。

 海外の経済指標は、ドイツのZEW景況感指数、アメリカの住宅着工件数、建設許可件数が発表される19日が重要。イベントは21日のECB理事会、23~24日の成都のG20とアメリカの共和党大会が重要になる。

 18日にはアメリカの7月のNAHB住宅市場指数、19日にはドイツの7月のZEW景況感指数、アメリカの6月の住宅着工件数、建設許可件数が、それぞれ発表される。19日にトルコ、21日にブラジルで政策金利が発表される。21日にECBの定例理事会が開かれ、終了後にドラギ総裁が記者会見を行う。

 21日にはアメリカの6月のシカゴ連銀全米活動指数、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数、5月のFHFA住宅価格指数、6月の中古住宅販売件数、CB景気先行指数、北米半導体製造装置BBレシオが、それぞれ発表される。

 23~24日には中国・成都でG20財務相・中央銀行総裁会議が開かれる。成都は三国時代の蜀の国の都。複雑に絡みあう世界経済の問題を解決するには、諸葛孔明のような冴えた知恵が必要か? 18~21日にアメリカの共和党全国大会が開かれ、ドナルド・トランプ氏が11月の大統領選挙の候補に正式指名される予定。こちらは張飛キャラか?

 アメリカの主要企業の決算発表は1~6月期決算の発表のピーク。大手がゾロゾロと発表するので、NYダウへの影響は大きい。

 18日はバンク・オブ・アメリカ、ネットフリックス、EMC、IBM、チャールズシュワブ、VMウェアなど。19日はユナイテッドヘルス、ロッキード・マーチン、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップモリスインターナショナル、マイクロソフト、ヤフー、ゴールドマン・サックスなど。20日はアボットラボラトリーズ、ハリバートン、ノーザン・トラスト、モルガン・スタンレー、イーベイ、インテル、アメリカン・エキスプレス、ニューモント・マイニング、クアルコム、ザイリンクスなど。

 21日はユニオン・パシフィック、D.R.ホートン、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、バイオジェン、AT&T、スターバックス、イー・トレード・ファイナンシャル、VISA、サウスウェスト航空、トラベラーズ、KLAテンコー、アマゾン・ドットコム、ゼネラルモーターズなど。22日はハネウェル、ムーディーズ、アメリカン・エアラインズ、ゼネラル・エレクトリックなど。

 前週は週間騰落1390円の大幅上昇で、週末15日の終値は16497.85円だった。そのテクニカル・ポジションを確認すると、移動平均は17339円の200日線以外を除くと下にある。近い順に16327円の75日線、16183円の5日線、15752円の25日線。25日線が低いのは6月24日の大暴落がその25営業日の真ん中付近に位置するため。前週の大幅上昇で相互の位置関係がかなり乱れた。8日は宇宙の果てにあるかのように見えた200日線も、あと842円と、肉眼でその姿をとらえられそうな距離に接近している。

 日足一目均衡表の「雲」は15日時点で16542~16703円の位置にある。15日終値から雲の下限まではわずか45円で、15日は雲の中に出たり入ったりしていた。前々週末の8日に比べればかなり接近している。雲は週末をはさんで16~18日の3連休にねじれを起こし、19日は16396~16542円に下がる。21~22日は16218~16504円と、さらにその位置が下がる。前週末の高値水準を今週も維持できれば、そのまま雲の中に入って、週末にはその上に出ることができる。

 ボリンジャーバンドでは、15日終値16497円は25日線+1σの16151円と、雲の中にある+2σの16549円の間のゾーンの、かなり上の方。「買われすぎ」と言われても仕方ないようなポジションにある。

 オシレーター系指標はその「買われすぎ」シグナルが、いつも紹介している7項目のうち5項目で、まるで盛り場のネオンサインのように派手に点滅している。節電せよ。

 25日移動平均乖離率は+4.5%で買われすぎ基準の+4%を上回っているが、基準を+5%とする考え方ならまだ未達。RSI(相対力指数)は73.5で買われすぎ基準の70をオーバー。RCI(順位相関指数)は+62.2で買われすぎ基準の+50をオーバー。ストキャスティクス(9日・Fast/%D)は90.9で買われすぎ基準の70をオーバー。ボリュームレシオは74.6で買われすぎ基準の70をオーバー。買われすぎではなかったのは、8勝4敗で66.7%のサイコロジカルラインと、102.8の騰落レシオだった。

 ボリンジャーバンドとオシレーター系指標がここまで買われすぎに傾くと、今週の上値追いはテクニカル的には望み薄。障害物になる「雲」も、すぐ上に横たわっている。

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最終更新:7/18(月) 20:31

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