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患者困窮で治療ストップ44% 医師・歯科医師アンケ 千葉県内

千葉日報オンライン 7/18(月) 10:59配信

 千葉県保険医協会が県内の医師と歯科医師に対し行ったアンケートで、44%が「患者の経済的理由で治療がストップした事例があった」と回答した。後期高齢者(75歳以上)の窓口負担を1割から2割に値上げする議論が進む中、負担が上がった場合、医師・歯科医師とも7割弱が「受診抑制につながる」と回答した。

 調査は昨年12月からことし2月にかけ、協会会員である医師1891人、歯科医師2099人を対象に実施。うち医師247人(13%)、歯科医師257人(12%)の計504人から回答を得た。

 「この半年間、主に経済的理由と思われる治療中断事例があったか」との質問に、医師の36・8%、歯科医師の50・2%が「あった」と回答。さらに医師の49・4%、歯科医師の37%が「医療費負担を理由に検査や投薬を断られた」と回答した。

 医師の46・6%、歯科医師の35・8%は「医療費の未収金がある」という。

 救急搬送患者の未収金を補てんする制度がある県によると、昨年度の補てん件数は日本人38件(201万円)、外国人3件(59万円)。県医療整備課によると「救急搬送以外の未収金は分からない。これらは氷山の一角ではないか」としている。

 また、社会保障費の抑制に向け、国が検討する後期高齢者の窓口負担引き上げについては、1割から2割に増加した場合、医師の66・4%、歯科医師の68・5%が「受診抑制につながる」と回答した。

 理由については「収入が年金のみの高齢者は医療費を払えなくなる」、「重症化するまで受診に来ず(結果的に)医療費が増えるのでは」との声があった一方、「将来(の社会保障)を考えると必要不可欠」とする意見もあった。

最終更新:7/18(月) 10:59

千葉日報オンライン