ここから本文です

高校球児支える審判員に中学教諭挑む 「思いを込めて動きたい」

福井新聞ONLINE 7月18日(月)8時19分配信

 熱戦が繰り広げられている全国高校野球選手権福井大会。球児たちを支える審判員の中に「3年生にとっては最後の夏。彼らと一緒のグラウンドに立って応援したい」とジャッジを振るう中学教諭がいる。

 “先生アンパイア”は、丸岡南中(坂井市)で野球部の監督を務める道場康智さん(39)。昨年2月に開かれた中学教諭対象の審判講習会がきっかけとなり「審判の目で見る野球が新鮮だった」とその道を志した。自チームの練習試合で主審をするなどして腕を磨くと、学童、市民大会の公式戦を経験。今春には福井市長旗争奪大会で「高校デビュー」を果たしている。

 夏の県大会への派遣が決まったのは5月。その際に送られた、県野球連盟審判部の小島孝彦事務局長(50)の言葉が胸に残っている。「多くの球児は高校で学生野球を終える。彼らにいい卒業証書を渡してあげよう」

 3年間の努力に責任あるジャッジで応えたい―。敦賀市総合運動公園野球場の第2試合、丸岡―丹南戦の三塁塁審に強い気持ちを持って臨んだ。「独特の緊張感」を感じたが、ほかの3人の審判と一緒になって正確な判定、動きを貫いた。

 試合後は「必死に戦う選手たちの息遣いが伝わってきた。この舞台で審判ができて本当によかった」と充実した様子。今大会はあと1試合任されている。「変わらず、一つ一つに思いを込めて動きたい」と気持ちを高めていた。

福井新聞社

最終更新:7月18日(月)8時19分

福井新聞ONLINE