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日傘や霧のシャワー 熱中症対策 知恵絞る行楽地

上毛新聞 7月18日(月)6時0分配信

 梅雨明け前にもかかわらず、群馬県内では最高気温が30度を超える真夏日が相次いでいる。厳しい暑さが予想される夏本番を前に、子どもや家族連れが多く訪れる行楽施設が暑さ対策に乗り出した。日傘の貸し出しや霧状の水をまく設備の設置など、炎天下の暑さを和らげ、屋外でも快適に過ごせるように知恵を絞っている。

 観覧車やジェットコースターなどの遊具が楽しめる伊勢崎市の華蔵寺公園遊園地では今夏、来場者に無料で日傘を貸し出す予定だ。日差しを少しでも和らげ、熱中症などの予防に役立ててもらう。

 園内では水を霧状にしてまくミストシャワーも設置。蒸し暑い日には観覧車や空気で膨らませた遊具の中で遊ぶアスレチックハウスの利用を取りやめるなど、暑さへの対応に気を配る。担当者は「熱中症になってしまうと、遊具などが楽しめない。来場者が楽しく遊べるよう配慮したい」とする。

 桐生市の「桐生が岡動物園」は、園内にある水族館の空調を27度に設定し、涼しい中で魚を観賞できるイベント「ひんやり水族館」を実施する。2年前から続けている恒例の企画。照明を落とした館内で、涼を取りながら体を休めてもらうことを狙う。今年は16日に始め、8月28日まで行う。

 避暑地として人気の長野県軽井沢町に近いアミューズメント施設「軽井沢おもちゃ王国」(嬬恋村)。県内の平野部に比べ、夏場の最高気温は平均25度前後と過ごしやすいが、「昨夏は蒸し暑さを感じる日が目立った」(担当者)という。園内に日差しを遮るパラソルを設置したほか、さらなる暑さ対策を検討中だ。

 一方、猛暑による渇水に気をもむ施設もある。太田市のぐんまこどもの国は、無料で利用できる「じゃぶじゃぶ池」が人気で、毎年大勢が水遊びを楽しむ。現在は週2回、池を掃除しているが、草木ダム(みどり市)の貯水量低下に伴う渡良瀬川の取水制限が現在の20%からさらに強化された場合、利用が難しくなることもあるという。担当者は「状況を見ながら対応したい」と説明する。

最終更新:7月18日(月)6時0分

上毛新聞