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理研、光合成反応の可視化に成功。共焦点顕微鏡システムを利用

日刊工業新聞電子版 7月18日(月)10時26分配信

今後の光合成研究の進展に期待

 理化学研究所光量子工学研究領域の岩井優和客員研究員や中野明彦チームリーダーらは、植物の光合成反応に関わる葉緑体内の「光エネルギー移動」の様子を可視化することに成功した。一度に複数の色を3次元的に高速で観察できる「共焦点顕微鏡システム(SCLIM)」で3次元方向に植物のコケを高速スキャンし高解像画像にすることで可能にした。

 太陽光を水素やメタノールなど人間が利用できるエネルギーに変換する「人工光合成」の実現には、太陽からの光エネルギーを利用し、糖などを生み出す光合成反応の仕組みを明らかにする必要がある。今回の成果は光合成反応の初期に起こる光エネルギー移動の速い変化を追跡でき、今後の光合成研究の進展につながると期待される。

 研究チームは、SCLIMを使い生命科学研究のモデル生物である「ヒメツリガネゴケ」の葉緑体を生きたまま観察し、内部構造を明らかにした。さらにSCLIMによる3次元空間の高速スキャン技術を生かした画像化手法を使用した。30秒間で20枚の3次元画像を得ることに成功し、正確な構造変化を追跡できた。

最終更新:7月18日(月)10時46分

日刊工業新聞電子版

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