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小友祇園祭が開幕 巨大山笠、海渡る

佐賀新聞 7月18日(月)13時16分配信

 「海を渡る祇園山笠」として知られる唐津市呼子町小友地区の小友祇園祭が17日、開幕した。そろいの法被を着た地元の男衆約50人が、高さ15メートル、重さ3トンの巨大山笠を4本の大棒でかついで海に入り、山笠を勢いよく前後に揺らしながら勇壮に練り歩いた。

 「賤ケ岳の合戦」と「大坂夏の陣」をテーマに飾り付けられた山笠は、八坂神社での祈願を終えて地区を回り、干潮の時間に合わせて午後2時頃、最大の見せ場「海入り」のために漁港へ。肩の辺りまで水につかった男衆は、太鼓と鉦(かね)の音に合わせて「アーサッサ」と威勢よく掛け声を上げ、例年より短い10分弱で一気に対岸まで渡りきった。

 小友祇園祭は1658(万治元)年に流行したコレラの悪疫退散を祈願するために始まったとされる。毎年旧暦の6月14、15日に開催。小友祇園保存会会長の藤松恵次さん(66)によると、近年は若者の減少で担ぎ手不足が課題だが、今年は曜日に恵まれ、例年より多くの男衆が集まったという。海入りは18日午後にも行われる。

最終更新:7月18日(月)13時16分

佐賀新聞