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ドローンで太陽光パネル点検 岡山・茂山組、赤外線で破損や汚れ判別

山陽新聞デジタル 7月18日(月)9時33分配信

 建設業の茂山組(岡山県備前市東片上)は8月から、小型無人機「ドローン」を使って太陽光パネルの点検サービスを始める。赤外線カメラを搭載してパネル上空を飛行し、破損箇所や汚れを判別。点検作業の時間とコストを削減できるとして、広大なパネルを持つメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業者などからの受注を目指す。

 ドローンは縦横各60センチで四つのプロペラがある。中央部に特殊な赤外線カメラを搭載。上空からパネルを撮影すると、破損や汚れで発電効率が落ちている箇所が手元のモニターに白く表示される。データはドローン本体にも保存され、飛行後に確認できる。

 東京のIT企業が、自社開発した赤外線カメラの検査システムをドローンに組み込んだ。茂山組はこれを購入するか借りて点検に使う。メガソーラー事業者から飛行ルートを聞き取り、自動飛行できるよう設定したうえで点検を請け負う。

 同社が津山市内に持つメガソーラー(出力1・3メガワット)での実験では、ほぼ1日で点検作業を完了した。これまではパネル約6400枚(9千平方メートル)の電流や電圧を一枚一枚手作業で確認していたため、1日平均5人の作業者で約20日間かかっていたという。

 茂山組は2003年から太陽光発電所の建設を手掛け、岡山県内では約千カ所の施工実績がある。当面はこれらの顧客にドローンでの点検を提案する。検査費はメガソーラーの規模にもよるが、年間売電収入の2%程度を目安としている。

 川田雄士社長は「発電効率の維持には定期検査が欠かせない。他のメンテナンスとともに営業したい」と話している。

 同社は1999年設立、資本金4千万円、売上高38億円(15年6月期)、社員90人。

最終更新:7月18日(月)9時33分

山陽新聞デジタル