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白象、佐賀大を練り歩く 学芸員体験講座

佐賀新聞 7月18日(月)20時10分配信

 高校生や若者を対象としたキュレーター(学芸員)体験講座が17日、佐賀市本庄町の佐賀大学で始まった。第1回目はドイツ・ベルリン在住の美術家島袋道浩(しまぶくみちひろ)さん(47)を招いた。島袋さんの作品解説の後に白象オブジェと長崎街道を練り歩くなど、約50人が現代アートの最前線に触れた。

 島袋さんは、アルプスの山あいで中国のタコを揚げたり、英国・スウォンジーに実在した水難救助犬の話にちなんだ犬の水泳大会を現地で立ち上げるなど国内外での活動を紹介。「その場所の歴史、文化、風習を踏まえ、心をはっとさせるような美しいものを目指している」と話した。

 参加者はトークの後、江戸時代に長崎街道をゾウやキリンが運ばれた史実から、島袋さんが以前制作した白象オブジェと長崎街道を練り歩いた。同大をスタートし、1600年創建の願正寺までの約3キロのコース。途中、同大芸術地域デザイン学部の山下宗利教授が、当時の商家について説明するなど参加者は街道沿いの歴史についても学んだ。

 佐賀西高1年の柴田峻佑君(16)は「学芸員の仕事が知りたくて参加した。島袋さんの作品は思いも付かない視点で面白かった」と話した。体験講座は31日に文化財保存、来月12日には考古学をテーマに扱う。

最終更新:7月18日(月)20時10分

佐賀新聞