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山田の三冠王に影!? 後半戦は“復活を期す”投手陣にも期待

ベースボールキング 7/18(月) 11:00配信

 山田哲人(ヤクルト)の勢いが止まらない。昨季はトリプルスリーを達成し、リーグ優勝に貢献した。今季は、トリプルスリーはもちろん、三冠王も射程圏にとらえている。かつて、三冠王に輝いた選手が同時にトリプルスリーを達成した選手はおらず、山田は前人未到の記録に挑むことになる。

 前半戦が終了時点での山田の打撃成績は、打率(.350)、本塁打(29本)、打点(72打点)はトップを快走。盗塁(20盗塁)もリーグトップの成績だ。だが、チームに目を向けると、ヤクルトは投手陣が崩壊状態。山田がいくら打っても、勝ちきれない状況が続いている。前半戦が終了した時点で、38勝49敗1分で最下位。2位巨人から最下位ヤクルトまで5ゲーム差ということで、上位進出の可能性もあるが、最下位のままシーズンを終える可能性もある。

 戦後の三冠王達成者は6人で、のべ10回。その選手の所属チームの順位を見ると…

65年 野村克也(南海) 率.320 本42 点110 順位1
73年 王 貞治(巨人) 率.355 本51 点114 順位1(日本一) 
74年 王 貞治(巨人) 率.332 本49 点107 順位2 
82年 落合博満(ロッテ)率.325 本32 点99 順位5 
84年 ブーマー(阪急) 率.355 本37 点130 順位1 
85年 バース (阪神) 率.350 本54 点134 順位1(日本一) 
85年 落合博満(ロッテ)率.367 本52 点146 順位2 
86年 バース (阪神) 率.389 本47 点109 順位3 
86年 落合博満(ロッテ)率.360 本50 点116 順位4 
04年 松中信彦(ダイエ)率.358 本44 点120 順位2 

 要するに、三冠王輩出チームの最下位は、これまで1度もないのだ。ただ、日本一も2チームしかない。あらためて、「野球は投手力」であるということを思い知らされるような結果だ。

 投手陣が崩壊しているヤクルトだが、17日にトレードでオリックスから近藤一樹を獲得した。後半戦は故障で離脱していた石川雅規、小川泰弘の復帰が見込まれ、館山昌平、さらには由規といった選手が先発陣の顔ぶれに加わることになりそうだ。救援陣も“勝利の方程式”を担う秋吉亮とルーキが、防御率2点台と安定した投球を続けている。故障者が復帰していることもあり、前半戦に比べると投手力はアップしそうだ。

 後半戦もこのペースで打ち続ければ、山田が三冠王を達成する可能性は高い。最下位チームの“三冠王”という不名誉な称号を避けるためにも、投手陣の奮起に期待したい。

BASEBALL KING

最終更新:7/18(月) 11:00

ベースボールキング