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東村高江宮城区 警察が車両検問始める 「何の目的で」市民ら抗議

琉球新報 7月19日(火)13時42分配信

 【東・国頭】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリパッド建設工事に関し、19日午前、警察は米軍北部訓練場の各ゲート前を通る県道70号の東村側の少なくとも2カ所で検問を行った。午前9時半から午前10時半の間に始めたとみられる。工事再開に向け、11日に沖縄防衛局が資材搬入を開始して以降、現場周辺で警察が組織だった車両検問を実施するのは初めて。建設工事に反対する市民らは「何の目的で検問をしているのか」と検問に立つ警察官に抗議を始めた。
 東村で検問しているのが確認されたのは、高江区内の新川ダム付近と高江区より南側の宮城区で、福岡県警、北海道警、沖縄県警の警察官が担当している様子。うち宮城区側では約15人が高江区方面に向かう車両を全て止め、運転手に免許証の提示を求めている。免許証提示のほか、行き先についての質問や車内に危険物などを載せていないかといった確認などが行われている。新川ダム付近と宮城区の検問は19日午後0時半ごろ解除された。
 琉球新報の取材に対し、警察官の一人は「前方で路上駐車が多く、道路が危険になっているので免許証の提示をお願いしている」などと説明していた。各検問で同様の内容を確認しているとみられる。
 米軍北部訓練場のN1地区ゲート前で座り込みを行っている沖縄平和運動センターの山城博治議長と市民らは午前11時すぎ、検問開始の情報を受け、新川ダム付近の検問所に駆け付け、警察官に抗議を始めた。その際、米軍車両は止めずにそのまま通過させようとした。これに反発した市民らが米軍車両の前に座り込んで抗議行動を開始したが、機動隊が排除した。
 検問で止められたヘリパッド建設に反対する市民は「なぜ、免許証を見せる必要があるのか。抗議をしている人物かどうか判別するために確認をしようとしているのではないか」と憤っていた。
【琉球新報電子版】

琉球新報社

最終更新:7月19日(火)13時42分

琉球新報