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手倉森ジャパン「ポルトガル流」で耐えて勝つ

東スポWeb 7月19日(火)16時48分配信

 リオ五輪サッカー男子日本代表の手倉森誠監督(48)がポルトガル流で男子サッカー史上初の金メダル獲得を目指す。強固な守備で負けないサッカーを展開し、欧州選手権で初優勝を飾ったポルトガルのスタイルは、指揮官がイメージする五輪での戦略と一致しているという。

 日本を五輪でどう勝たせるか思いを巡らせ、その準備で忙しい中でも手倉森監督は、欧州の頂点を決めるビッグトーナメントもしっかりチェックしていた。

「俺が五輪で耐えて勝つことをずっと考えていた中で、ユーロ(欧州選手権)をちょこちょこ見てたけど、たまたまポルトガルの試合ばかり見ちゃう。3位(で1次リーグ)通過という結果を見たときに、3位通過でこいつら優勝しちゃうんじゃないかと思った。あれくらい押し込まれたときに耐え忍ぶことを教えられた」

 ポルトガルは1次リーグ3分けと勝利を挙げられず、何とか3位通過で決勝トーナメントに進出。優勝までの7試合で90分間の勝利はわずか1試合だったが、粘り強い守備と世界的スーパースターのFWクリスチアーノ・ロナウド(31=レアル・マドリード)の決定力、そしてチームの団結力で栄冠をつかんだ。

 守備的なスタイルで五輪に臨む決意を固めていた指揮官は、ポルトガルの優勝で自らの信念の正しさに自信を深めた。「やっぱり世界大会なので自分たちのやりたいことをやらせてくれない。そうなった時に、いかに耐えて勝つかということ。やりたいことも我慢して、じれないというメンタリティーが必要になってくる」と決意を新たにした。

 忘れてはいけないのが、ターンオーバー制という共通点。ポルトガルは決勝までの7試合全て異なる先発メンバーで戦った。手倉森監督も1月のリオ五輪アジア最終予選を兼ねるU―23アジア選手権(カタール)で採用していたが、リオ五輪でも「間違いなく全員ピッチに立つ。そういう考えはこの大会にもある」と続行を宣言している。

 金メダルへ向けて突き進むべき道は、はっきりした。あとは手倉森ジャパンのメンバー一人ひとりが、与えられた役割を実行できるかどうかに懸かっている。

最終更新:7月19日(火)16時48分

東スポWeb

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