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DISH//「今あるすべて」を野音に刻んだ55曲全曲ライブ完遂

音楽ナタリー 7月19日(火)17時48分配信

DISH//が昨日7月18日に東京・日比谷野外大音楽堂にてワンマンライブ「Juke DISH// Box ~奇跡の全55曲!! オール再生!! in 東西野音~」の東京公演を行った。

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このライブは、12月に結成5周年を迎えるDISH//が掲げた「結成5周年5大企画」の第1弾として実施されたもの。満員3000人のスラッシャー(DISH//ファンの総称)を前に、彼らは初期の楽曲から最新ナンバーの「HIGH-VOLTAGE DANCER」まで、持ち曲全55曲をすべて披露するパフォーマンスに挑戦した。

開演時刻と同時にステージ上のスクリーンにDISH//のヒストリー映像が映し出されると、4人は客席後方から登場し、スラッシャーとハイタッチをしながらステージに上がる。彼らは円陣を組むと、バンド演奏による「晴れるYA!」でライブをスタートさせた。

パワフルなロックチューンを連投し一気に会場のテンションを引き上げた4人は、4曲を終えたところで自己紹介を行うと「さあ、曲行こう!(笑)」と早々にMCを切り上げて笑いを誘う。TAKUMI(Vo, G)が「僕ら、結成5年で本当の『ダンスロックバンド』になりました」とファンに伝えると、ここからは楽器を演奏しながらダンスパフォーマンスをするパートへ。「HIGH-VOLTAGE DANCER」のあとに披露された「It's alright」では曲中TAKUMIが「やばいかも!」と歌詞への不安を口にするシーンがあったが、To-i(DJ, Key)はすぐに「大丈夫!」「お前1人じゃねえんだぞ!」と叫んで彼をサポートした。「踊らにゃソン!song!」ではRYUJI(Rap, B)やMASAKI(Cho, G)がステージ両端に置かれたステップに飛び乗り「踊れー!」とスラッシャーを煽る。4人の演奏はぐんぐんと熱を帯びていき、「I Can Hear」ではステージ中央に飛び出したTo-iが「横浜スタジアム行くぞー!!!!」とDISH//の夢を力強く叫んだ。

To-iが「このあと10曲連続でやるんですけど、題して夏の10曲!」と言うと、TAKUMIは「自分で自分をぶっ壊していきましょう!」と呼びかける。「イエ~ィ!!☆夏休み」を皮切りにスタートしたこのパートでは「KLAP」「こくっちゃえっつーの!」といったポップなナンバーが披露された。楽器を置いた4人はステージを飛び出し、客席のあちこちに設置されたステージを移動しながらスラッシャーのすぐ近くで歌声を届ける。「ハングリー狂詩曲」では客席最後方の4つのお立ち台からメンバーが客席に向けて放水銃で水を噴射。テンションの振り切れたMASAKIは自己紹介ソング「We are DISH//」のRYUJIのパートでスラッシャーにペンライトを借りると、全力でヲタ芸を打って観客の目を奪う。しかし、ハイテンションなあまり続く自身のパートをしっかり歌い切れず、To-iからは「お前誰だよ!(笑)」とツッコまれていた。

ソロ曲やデュオ曲が次々に飛び出したコーナーが終わる頃には、会場をジリジリと照らしていた太陽も傾き始める。31曲目に披露されたのは「夢旅」。4人はここから、春のツアーで行われていたリクエストランキングで上位だった人気曲を10曲連続で歌い踊った。客席の真ん中に設置されたステージに4人が向かうと「ピーターパンシンドローム」がスタート。スラッシャーが彼らに向けてペンライトを振る中、TAKUMIはMASAKIの見せ場のソロパートを“強奪”して歌声を響かせ、ニヤリと笑みを浮かべる。すると、続く「ギブミーチョコレート!」で彼は自身のソロパートをMASAKI、RYUJI、To-iに順番に託し、4人の歌声にスラッシャーは大盛り上がりでコールを飛ばした。

会場中を駆け巡ったDISH//はメインステージに戻り、TAKUMIは「野音という思い出の地で、こうして5周年イヤーを迎えられたのはみんなのおかげです。それを噛みしめながらライブをしてきました」とスラッシャーに感謝を伝えた。「空も暗くなってきましたし、ここからはしんみりモードで」という彼の言葉をきっかけに、4人は「暮れゆく空の彼方に」「サクラボシ」といったナンバーをアコースティックスタイルでプレイしていく。4人は静かに笑みを浮かべながら音を紡ぎ、ここまで40曲を歌ってきたTAKUMIの少ししゃがれた優しい歌声が夕暮れの空に響いた。彼は「全然休憩できないけど(笑)、みんなの前でこうしてアンプラグドで演奏できる日が来るなんてね」と笑い、RYUJIも「いいですね」と噛みしめるように語る。MASAKIとRYUJIがクラップを促すと、アコースティックパート最後のナンバー「君がいないと」へ。スラッシャーによる大きな手拍子の音に乗せ、4人は楽しげに声を合わせた。

アコースティックパートが終わるとMASAKIが「ここで発表があります!」と切り出し、2017年の元日に開催されるDISH//の東京・日本武道館での単独公演のタイトルが「TIME LIMIT MUSEUM」に決定したこと、またこの公演の中で行われる「チャレンジ企画」が三味線の演奏に決まったことがアナウンスされた。残りの楽曲が10曲になったところで、ライブはいよいよラストスパートへ。To-iのキーボードの軽快な音色が楽曲を彩った「トワイライト」では色とりどりのペンライトの光が揺れ、MASAKIは「みんなのペンライトの光、とてもキレイだよ……」とつぶやいた。

「皿に走れ!!!!」で残り5曲になると、4人はギアを1段上げたように、勢いをますます加速させていく。メンバーの「好きなヤツの名前思いっきり叫べー!」という煽りからドロップされた「GRAND HAPPY」ではスラッシャーの大きなコールが飛び、To-iは「DISH//がDISH//が大好きだー!」と声を振り絞る。TAKUMIは「ここに来た意味考えろ、声出せー!!」と叫び、続く「FLAME」ではMASAKIやRYUJIがテクニカルなソロを披露して熱狂を誘った。会場が一体となり、盛り上がりが最高潮に達した55曲目に届けられたのは「変顔でバイバイ!!」。4人は残る力を出し切るように全力でステージを駆け巡り、オーディエンスの大合唱を聞いたMASAKIは天を仰いで「スラッシャー大好きだーーー!!」と絶叫した。3時間半におよぶ熱演で55曲を駆け抜けた4人。つないだ手を高く挙げてスラッシャーに感謝を伝える表情には充実感と安堵が滲む。TAKUMIは最後に「ぐちゃぐちゃだったかもしれないけど、今ある自分たちのすべてをこの野音に残せたんじゃないかと思います。この先も5周年の企画は続きますが、この1年でDISH//は成長していくと思う。それをずっと見守っていてほしいです」とスラッシャーに語りかけた。

DISH//「Juke DISH// Box ~奇跡の全55曲!! オール再生!! in 東西野音~」2016年7月18日日比谷野外大音楽堂 セットリスト
01. 晴れるYA!02. Never stop now!03. FREAK SHOW04. Running Road05. HIGH-VOLTAGE DANCER06. It's alright07. 踊らにゃソン!song!08. TENKOUSEI09. I Can Hear10. イエ~ィ!!☆夏休み11. W-B-C “若人Baseball Classic”12. KLAP13. 恋するSPY14. マジで無理~SUPERムチャブラレターズ~15. こくっちゃえっつーの!16. ハングリー狂詩曲17. We Are DISH//18. クイズ!恋するキンコンカン!19. Shall We Dance????20. かっとび!バリバリーゼント21. HipPopCorn22. ラブソングなんて似合わない23. こんな僕に舞い降りた魔法24. 俺のアモール25. 言えやしないよ・・・26. Dr. Please!!27. Pa Pa Pa パンティー!28. secReT love29. 春イチゴ30. 前へ31. 夢旅32. THE PHANTOM33. LOL34. 俺たちルーキーズ35. 東京VIBRATION36. ピーターパンシンドローム37. ギブミーチョコレート!38. デート@ショッピングモール39. いつかはメリークリスマス40. ザ・ディッシュ~とまらない青春 食欲編~41. 暮れゆく空の彼方に42. 恵比寿物語~unplugged ver.~43. サクラボシ44. 好きになってくれてありがとう45. 君がいないと46. トワイライト47. キット48. birds49. また明日。50. 虹のカケラ51. 皿に走れ!!!!52. サイショの恋~モテたくて~53. GRAND HAPPY54. FLAME55. 変顔でバイバイ!!

最終更新:7月19日(火)17時48分

音楽ナタリー