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【ライヴレポート】Crack6、ツアー<薔薇とピストル>最終日「もっと飛躍します」

BARKS 7月19日(火)17時25分配信

ニューアルバム『薔薇とピストル』を引っ提げ、2016年6月4日のSHIBUYA REX公演『CLUB NEO限定ライヴ』よりスタートした<Crack6 13th Anniversary TOUR「薔薇とピストル」>が7月9日、TSUTAYA O-WESTにてファイナルを迎えた。

◆Crack6 画像

フロアを埋め尽くす大勢のオーディエンスの歓声に迎えられ、Crack6構成員(メンバー)全員がアーティスト写真の衣装で登場。最後にステージに姿を現したMSTR (ミスター / 千聖の別称)も同様に、口には赤い薔薇一輪を。オーディエンスを指差し、客席へと薔薇を投げ入れるとさらに大きな歓声が沸いた。

真っ赤に染まったステージの中、オープニング曲を飾ったのは「薔薇とピストル」だ。Crack6節全開の勢い溢れるロックチューンで一気に場内の熱を上昇させていく。「Mstr A 2 Z」では拡声器で歌うMSTRと一緒にオーディンスも大きな声をあげた。「今夜はみんな、忘れない夜にしようぜ!」と呼びかけ、同期もののリズムで始まる「CODE NAME “666”」へ。爽快な歌と演奏に合わせて手拍子しながらコール&レスポンスに加え、「もっと盛り上がったっていいんだぜ! もっとでっかい声聞かせてくれ!」と煽り、「最狂サティスファクション」ではギターを持たずハンドマイクでパフォーマンスしながら歌う。客席の熱気を呑み込むダイナミックなステージを次々と展開していった。

「今日はアルバムの中から全部やっていくのでよろしく! ガンガン盛り上がってください! ツアーファイナルだぜー!」

と叫んだMSTRは、『薔薇とピストル』から重厚感あるサウンドが印象的な「Love & Hate」を披露した。そして雰囲気は一転、オルガンの音色が響く厳かなSEで始まる「名もなき聖歌~little anthem~」へ。日本の季節感ある言葉を用いた、生きている人間への未来を讃える歌を丁寧に歌い上げていく。そんな和製聖歌とも言える楽曲で場内を神聖な空気感に包んだ後、薔薇を口にくわえながら突き抜けるようなMSTRのギターソロで始まった「Re-Born」からの「我考エル故ニ我有リ」で再びオーディエンスを激しく揺らす。

「秘密遊戯」ではJIRO 6がシャッフルのリズムでサウンドをグイグイ引っ張っていく中、間奏ではMSTRとSHIGE ROCKSがお立ち台の上でスリリングな速弾き合戦を繰り広げ、オーディエンスを大いに沸かせた。

「渋谷、盛り上がってますか? みんなの本気を見せてください、よろしく!」

と言い放ち、疾走感溢れる「DETARA-MEN」から後半戦スタート。間髪入れずに高揚感に満ちた痛快なロックチューンを次々と繰り出し、本編ラストに演奏されたのは「Change the World」だった。“薔薇”を平和、“ピストル”を戦争やテロ、そして“薔薇の棘”を人生の困難として表し、現代社会に生きる私たちに疑問を投げかける作品が、『薔薇とピストル』だ。そしてその先にある、“生命とは?”という壮大なテーマを掲げた前ミニアルバム『Change the World』のセルフタイトル曲でラストを飾ったあたりに、Crack6の今ツアーで伝えたいメッセージと共にストーリー性が感じられた。そんな重いテーマながらも、そこはCrack6。新旧織り交ぜたバラエティに富んだ楽曲で、彼らのライヴの醍醐味である疾走するダイナミズムなバンドサウンドとアグレッシヴなパフォーマンスでオーディエンスを熱狂させた。

アンコールでは、『薔薇とピストル』の制作時に熊本震災が起こったことに触れ、「音楽は無力だとかいろんなことを言う人がいますが、僕はそんなことはないと思います。確かに、どんな状況にも効く万能の薬はない。だけど僕は少しでもみんなの心の支えになれたらいいなと思いながら音楽を作ってます。無力か微力かわかりませんが、一生懸命そういう想いを込めて作った曲を聴いてください」と語り、バラード「6月の雨」を観る者の心に寄り添うようにしっとりと歌い上げた。

そして、『薔薇とピストル』の中でもCrack6らしい遊び心満載の「ポップ☆コーン」では途中、自称(!?)茶番劇を挟みながら笑顔溢れる盛り上がりを見せた。「楽しかったですか?」との問いかけに大きな拍手で応えるオーディエンス。「アルバムの曲を全曲やってみて、やっぱ良いですね。ミュージシャンとしていちばん幸せなことなんですね、新曲を出せるっていうのは。前進してる気がするんですよね」とMSTRは、Crack6とは別に、2016年9月に千聖ソロデビュー20周年を迎える。鳴り止まぬアンコールに応え、3回目のアンコールでは「Crack6はもっと飛躍しますのでよろしく”」と、1stアルバム『Trinity』の1曲目「NEO」を披露し、<13th Anniversary TOUR「薔薇とピストル」>が幕を閉じた。

Crack6は8月13日に川崎CLUBCITTA’にて<Crazy Mnsters「クレモンフェス」~夏の浴衣祭り 2016~>、10月には東名阪で<Crazy Monsters ~HALLOWEEN PARTY 2016~>に出演することが決まっている。

さらには千聖ソロデビュー20周年を記念した写真集『序曲~overture~』を9月にリリースすることに加え、<13th Anniversary TOUR「薔薇とピストル」>ファイナルとなったこの日のTSUTAYA O-WEST公演の模様を収めたDVDを2016年冬にファンクラブ限定で発売する予定だ。

取材・文◎牧野りえ 撮影◎小林裕和

■<Crack6 13th Anniversary TOUR「薔薇とピストル」>2016.7/9(土)@渋谷TSUTAYA O-WESTセットリスト
01.薔薇とピストル
02.破壊不可能
03.Mstr A 2 Z
04.CODE NAME “666”
05.最狂サティスファクション
06.サムライウーマン
07.Baby I love you
08.Cool Moon
09.Love & Hate
10.名もなき聖歌 ~little anthem~
11.Re-Born
12.我考エル故ニ我有リ
13.秘密遊戯
14.DETARA-MEN
15.Violet Eyes
16.Crazy Poker Face
17.ZEROから始めよう
18.Change the World
encore1
19.6月の雨
20.Daisies
21.ポップ☆コーン
encore2
22.電撃ミサイル2006
23.Set Me Free
encore3
24.NEO

■5thアルバム『薔薇とピストル』
2016.6.1(水) 発売
【ライブ会場限定盤(CD+DVD)】SRPM-2004/L ¥4,000(本体価格)+税
【通常盤 CD ONLY】SRPM-2004 ¥3,000(本体価格)+税
01.名もなき聖歌 ~little anthem~
02.薔薇とピストル
03.DETARA-MEN
04.Baby I love you
05.秘密遊戯
06.我考エル故ニ我有リ
07.Love & Hate
08.ポップ☆コーン
09.サムライウーマン
10.最狂サティスファクション
11.6月の雨
12.ZEROから始めよう
<DVD収録内容>
1.「薔薇とピストル」ビデオクリップ
2.「薔薇とピストル」ビデオクリップ&アートワークフォトセッション メイキング

■ライブイベント出演情報
【 wyse2マンイベント『Dual -The second day-』】
2016.7.24(日) SHIBUYA REX
出演:Crack6 / wyse
【Crack6主催「Crazy Monsters『クレモンフェス』~夏の浴衣祭り 2016~」】
2016.8.13(土) 川崎 CLUB CITTA'
出演:Crack6 / ALvino / THE MICRO HEAD 4N'S / Ricky / S.Q.F / defspiral / Dacco / ADAPTER。 / アンティック-珈琲店- / HERO / 葵-168- / 最上川司 / ダッチ / 矢田耕平(司会)
【Crack6主催「Crazy Monsters ~HALLOWEEN PARTY 2016~」】
2016.10.22(土) 大阪 MUSE
出演:Crack6 / ALvino / THE MICRO HEAD 4N'S / Ricky / C4 / S.Q.F / 矢田耕平(司会)
2016.10.23(日) 名古屋 ElectricLadyLand
出演:Crack6 / ALvino / THE MICRO HEAD 4N'S / Ricky / C4 / S.Q.F / 矢田耕平(司会)
2016.10.30(日) 新宿 ReNY
出演:Crack6 / ALvino / THE MICRO HEAD 4N'S / Ricky / C4 / S.Q.F / wyse / 矢田耕平(司会) / スペシャルゲスト:ROLLY

最終更新:7月19日(火)17時25分

BARKS

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。