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デビュー5年で進化したフェアリーズ、大人のアーティストへと脱皮

オリコン 7月21日(木)8時40分配信

 6人組グループ・フェアリーズが、7月9日にツアーのファイナル公演を開催。デビュー当時は中学生だった彼女たち。どちらかというとアイドル的に見られがちだったフェアリーズだが、それから5年が経ち、いまや歌とダンスで魅せる本格的なアーティストへと進化。その成長ぶりに迫る。

【写真】フェアリーズの鍛えられたボディが生み出す迫力ダンス

◆個々でも活躍するフェアリーズ、なぜ踊り歌い続けるのか

 デビュー以来、歌とダンスの表現をたゆまず追求し続けてきたフェアリーズ。彼女たちはもともと、ライブ(ツアー)志向が強く、昨年は2回のライブツアーを敢行。一方、メインボーカル&センターを多く務める伊藤萌々香が14年にソロシングル「Poker Face」をリリース、下村実生は雑誌『Seventeen』のモデルとして、藤田みりあはドラマにも挑戦、井上理香子は舞台でも活躍するようになったり、シングルのカップリングでは全員がソロ曲に挑戦するなど、個々の実力も身につけてきた。会場内にフェアリーズと同世代の女性が多いのも、彼女たちを憧れの存在と見るファンが多いということだろう。

 そんな彼女たちによる、「Answer」と題した今回のツアーのファイナル(追加)公演は、「なぜ踊り続けるのか、歌い続けるのか」という問いに対する答え(Answer)、すなわち今のフェアリーズのポテンシャル、その成長ぶりを提示するものとなった。

 本人たちの意見がかなり反映されているというセットリストは“踊るフェアリーズ”により焦点を当て、序盤からビート感の強い「HERO」、野元空のパワフルなラップが冴える「Silly Boy」などをラインナップ。歌唱面では、可憐な中にも凛とした雰囲気を持つ伊藤、瑞々しいハイトーンを聴かせる下村、ソロパートも度々担当する野元の3人を軸に、次々とフォーメーションが変わるダンスが展開されるのだが、激しい動きにも歌がブレることなく、まさに“歌って踊れる”という部分での完成度が高い。

◆デビューから5年が経ち、見事にアーティストへと脱皮

 また中盤のダンスコーナーでは、LED映像を駆使しつつ、6人が各々の持ち味を生かしたダンスで魅せる。例えば、先鋭的なアプローチの曲に乗せてクールにキメる藤田、自身のシルエットをLEDで映し出し、瞬間移動を演出した林田……。ソロ以外にも3人や全員でのパフォーマンスもあり、時間にして10分超。これはフェアリーズのライブ史上最長だそうで、ここにもメンバーのダンスへの強い思いがうかがえる。

 しかも、その直後にバラードを配置することで“静と動”のコントラストがいっそう鮮やかに。初のバラード曲「マーガレット」では全員でソロパートを歌い継ぎながら、観客と一体になれる手振りで密接な空間を作り、さらにそこに、「Beat Generation」といった高速BPMナンバーを投入。絶妙なステージングで、抜群のリズム感とスキルの高さを改めて印象づけた。

 本公演では8月10日リリースのニューシングル「クロスロード」も披露。この曲では、離れ離れになった人への切ない想いを歌い、大人の世界観にもトライしている。デビュー時はまだあどけない中学生で、アイドル的なポジションにカテゴライズされることもあった彼女たち。だが、この5年間でダンス&ボーカルグループとしての研鑽と経験を積み、見事にアーティストへの脱皮を果たしたと言えるだろう。
(文/水白京)

【SET LIST】
0.OPENING
1.HERO
2.Silly Boy
3.Wild Baby
4.トキメクTOKYO
5.Mr.Platonic
6.Don’t You Wanna Dance
7.BLING BLING MY LOVE
8.DANCE CORNER
9.マーガレット
10.No More Distance
11.クロスロード
12.Sparkle
13.Kiss Me Babe
14.White Angel
15.Beat Generation
EN1.相思相愛☆destination
EN2.Song for You
EN3.Run With U

最終更新:7月21日(木)18時42分

オリコン