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高校留学 奨学金の応募者急増2058人 この夏旅立つ511人の素顔は

高校生新聞オンライン 7月19日(火)12時20分配信

 文部科学省が民間企業と協力して高校生の留学を支援する「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」で今年度、海外派遣される高校生511人(女子372人、男子139人)が決まった。2度目の募集となった今回は前年の4倍の2058人から応募があった。選考に通り、奨学金として留学費用が支給される派遣生は、この夏から順次、2週間から1年間の留学に旅立つ。

国と民間企業で留学支援

 「日本代表プログラム」の高校生コースは昨年度から始まった。(1)アカデミック(2)スポーツ・芸術(3)プロフェッショナル(職場研修など)(4)国際ボランティア――の4コースで募集。選ばれた高校生は自分で立てた計画に基づき、2週間から1年間留学し、渡航費や現地での授業料などは奨学金として支給される。大学生コースも含め、186の企業・団体が111億円を支援する(6月時点)。

 昨年度は514人が応募し303人が派遣された。「2期生」となる今回は、全国817校から2058人(女子1438人、男子620人)の応募があり、331校511人が派遣生に選ばれた。

応募が増えた理由は?

 応募者が大幅に増えたのは、2年目となり高校生への周知が進んだことのほか、応募しやすい制度に変更されたためだ。現地の学校で学ぶアカデミックコースに、語学を中心に学ぶ「テイクオフ」と長期留学の「ロング」を加え、選びやすくした。テイクオフコースは通常の締め切り(2月)の後、1年生が4月に応募できるようにしたところ、308人の応募があった。

現地では「大使」活動も

 6月11日に東京で、18日には神戸で壮行会と事前研修会が開かれた。派遣生は班をつくり、留学計画を発表し、アドバイスし合った。派遣生は留学先では「日本代表」として、日本の良さや出身地の魅力を伝える「アンバサダー(大使)活動」が求められるほか、帰国後は留学体験を同世代などに広める役割も担う。

フィリピンでボランティア

 派遣生の一人、野原ひかりさん(熊本・宇土高校2年=国際ボランティア)は、フィリピンに3週間留学する。国際協力に関心があり、現地では「ストリートチルドレンと触れ合い、現地の教育や医療について知り、自分の感性にも磨きをかけたい」と意気込む。

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最終更新:7月19日(火)12時20分

高校生新聞オンライン