ここから本文です

《熊本地震》ヤフー・検索ワード分析で裏付け 被災地の関心、時間経過で変遷

qBiz 西日本新聞経済電子版 7月19日(火)10時27分配信

 被災地で最も関心を集めたのは〈地震速報〉、必要な情報は水→ガス→交通網の順で推移-。熊本県内でインターネット検索されたキーワードの分析から、熊本地震発生からおよそ1カ月間に求められた情報の傾向が浮かび上がった。2度の震度7をはじめ、有感地震が過去最多ペースで発生した地震。窮迫した生活の一方、流布したデマに関する検索も多く、被災地の不安な心理も読み取れる。

【福岡スタイル】NHKアナも不正解 『福岡』と『博多』の違い

 大手検索サービスの「ヤフー」(東京)が、前震が発生した4月14日から、大型連休最終日の5月8日までの期間を対象に、熊本県内でのスマートフォンによる同社検索サービスの利用状況を明らかにした。全国と比べて熊本で検索される傾向が強いキーワードを抽出し、順位形式でまとめた。

 〈地震速報〉は調査した25日間のうち、21日で1位。度重なる揺れに住民が不安を募らせていたことがうかがえる。前震後1週間は〈熊本 断水〉など水に関する検索が上位に入った。入浴施設を求めてか、熊本市の温浴施設〈ばってんの湯〉の検索数も多かった。

 4月23日に初登場したのは〈西部ガス〉。このころ被災地の復旧率は15%程度にとどまっており、各地区の復旧予定を調べたとみられる。同26日以降は、生鮮品など食品フロアを再開した大型商業施設〈ゆめタウン光の森〉が増え、順次利用可能となった〈JR九州〉や〈九州自動車道〉も順位を上げた。

 不確かな情報や不安をあおるデマに関する検索も目立った。4月14日は、火災が発生したという誤情報が流れた商業施設名が検索上位に入ったほか、その後も「地震が来る」などとされた〈5月17日〉や〈未来人〉といったうわさ話に関連した検索も多かった。

 ヤフー検索事業本部の三上一輝氏は「デマ拡散の背景には、近年の会員制交流サイト(SNS)普及も一因と考えられる。検索データを災害時における情報提供に役立てたい」としている。

西日本新聞社

最終更新:7月19日(火)11時4分

qBiz 西日本新聞経済電子版