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4Kレストア版は初号試写より映像が綺麗だ。 中野昭慶監督のお墨付きも出た、「キングコング対ゴジラ」を体験

Stereo Sound ONLINE 7/19(火) 20:07配信

円谷監督もこの映像を観たら驚くはず

 先週14日にTOHOシネマズ新宿のスクリーン5で、4Kリマスターされた「キングコング対ゴジラ」<完全版>の上映イベントが開催された。

 オリジナルフィルムの発見を受け、1962年の初公開以来初めて完全な形で全編が上映されるということで、155名の定員に対して6倍を越える応募があり、その中から幸運を射止めたファンたちは嬉々として会場に集まっていた。

 また今回はTOHOシネマズ新宿での上映に合わせて、同じ時刻からスカパー! 4K 総合(4K)とBS日本映画専門チャンネル(2K)でメイキング、ならびに本編が放送されたことも。ファンの間で話題となった。

 今回は、TOHOシネマズ新宿の4K上映に参加してきたので、その様子をご紹介しよう。

オリジナルの情報は4Kでも一切消していない

 スクリーン5では、上映に先立ち20:30から、俳優の佐野史郎さん、「ゴジラ」シリーズの特技監督としても有名な中野昭慶さん、7月29日に公開を迎える「シン・ゴジラ」の樋口真嗣監督によるトークショウが開催された。

 自身も熱心な「ゴジラ」ファンである佐野さんの司会のもと、中野監督から「キングコング対ゴジラ」が4Kで蘇った感想が語られた。

 中野監督によると今回の4K上映は、「初号試写では分からなかったものもまともに見えた」そうで、「ひたすら驚きとしか言えない」仕上がりだったという。

 具体的には重沢博士役の平田明彦氏が汗をかくシーンで、メイクが霧吹きで水滴をふきかけたそうだ(撮影時は冬だった)。試写ではその水滴がよくみえなかったのに、4Kではそこまできちんと判別できたという。

 また藤田役の佐原健二氏がベランダに特殊繊維を張ってぶらさがるシーンでも、横方向に糸がはってあるのが4Kできちんと見え、これが「ボーとしていても見える。半世紀以上経っているのにわかるのが驚きです。作品として写ってはいけないものもあるので、4Kの絵を円谷さんがみたら驚くでしょう」(中野さん)と率直な感想を語ってくれた。

 ここで佐野さんから、「写ってはいけない糸は、デジタル処理で消せますよ」という話も出たが、その点については、今回の4Kレストアを担当した株式会社 東京現像所 営業部の清水俊文さんが、「消していません。そんなことをしたら、ここにいるファンの皆さんに怒られます」とはっきり否定、会場から大きな拍手が起こるという一幕もあった。

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最終更新:7/20(水) 13:16

Stereo Sound ONLINE

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