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中国の6月粗鋼生産、1日当たり最高の231万6000トン

鉄鋼新聞 7/19(火) 6:00配信

 中国・国家統計局が15日に発表した同国の6月の鉄鋼生産は、1日当たりの粗鋼生産が231万6千トンとなり、速報ベースで4月の231万4千トンを超え過去最高を更新した。大手ミルには6月中旬以降、減産の動きが見られたものの、中小ミルによる増産が止まらなかったもようだ。

 月次の生産量は、銑鉄が5974万トン(前年同月比1・8%増)、粗鋼は6947万トン(同1・7%増)、鋼材は1億72万トン(同3・2%増)。銑鉄は3カ月ぶりに増加へ転じ、粗鋼は4カ月連続の増加、鋼材は初となる月産1億トン台に達した。
 増加の主因は3~4月に中国の鋼材市況が急騰し、この時に休止設備の再稼働に動いた中小ミルとみられている。再稼働には設備の点検や人員集めで時間や資金を要するため「市況が下落へ転じても早々に止められない」(日本の高炉メーカー輸出担当)。そのタイムラグが6月の生産に表れたもようだ。
 1~6月累計の鉄鋼生産は、銑鉄が3億4533万トン(前年同期比2・1%減)、粗鋼が3億9956万トン(1・1%減)、鋼材が5億5992万トン(1・1%増)だった。34年ぶりに年産量が減少した前年に続き、上期での粗鋼生産は前年割れとなっている。
自動車生産は8カ月連続増
 鉄鋼以外の6月の経済統計では、自動車生産が211万3千台(前年同月比8・1%増)となり、小型車への減税効果で8カ月連続の増加となった。
 コークス生産量は3854万トン(0・5%増)、発電量は4908億キロワット(2・1%増)、金属加工機械の生産台数は7万台(1・4%減)だった。
 1~6月累計では、自動車生産が1311万4千台(前年同期比6・0%増)、コークス生産が2億1577万トン(4・4%減)、発電量が2兆7595億キロワット(1・0%増)、金属加工機械の生産が36万台(6・7%減)。

最終更新:7/19(火) 6:00

鉄鋼新聞