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「腹をくくって、自ら手挙げた」NHK経営委員長に就任したJR九州相談役・石原進さん

qBiz 西日本新聞経済電子版 7月19日(火)10時39分配信

 「腹をくくって、自ら手を挙げた。NHKは非常に重要な時期にあり、国民からの信頼を高めたい」。6月下旬、NHKの最高意思決定機関である経営委員会の委員長に就任した。大学教授ら委員11人とともに内部統制や事業計画、番組編集方針などを決定する。

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 JR九州相談役。旧国鉄に入り、国鉄分割民営化の際は総裁室調査役として関連法成立に駆け回った。発足したJR九州では社長、会長を歴任。九州新幹線開業や博多駅ビル開発などを手掛けた。「民間企業のトップは目標を掲げ、社員を同じ方向に向けることが仕事。NHKグループもガバナンス向上の余地があるのではないか」と指摘する。

 2010年から経営委員を務めており、重要課題の一つに「放送と通信の融合」を挙げる。インターネット上の番組配信が模索される一方、受信料制度の在り方にも関わる難しい問題だ。「受信料は国民の理解が最も重要で、NHKがさらに良い番組をつくり、信頼される存在になることが大切だ」と強調。来年1月までに決める次期会長選考については「リーダーシップがあり、国民から信頼される人が望ましい」と語る。

 10年に就任した九州観光推進機構(福岡市)の会長職は続ける考え。「日本には、東京以外にも四季を感じられる観光地が多くある。熊本地震の風評被害払拭(ふっしょく)も含め、地方の観光地を海外に発信する役割もNHKに期待したい」

 趣味は登山。最近は福岡市の油山へよく登っていたが、今後東京に拠点を移す可能性もある。「健康のため、せめてマンションの階段を上りたい」。好きなNHKの番組は「さわやか自然百景」。71歳。

西日本新聞社

最終更新:7月19日(火)10時39分

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