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ソフトバンク史上最高額でARMを買収した本当の意味とは? 孫正義氏が思いの丈を熱弁

ログミー 7/19(火) 20:55配信

2016年7月18日、イギリスの半導体知的所有権会社、アーム・ホールディングス(ARM)との戦略的提携について、ソフトバンクグループ代表取締役社長・孫正義氏が記者会見を行いました。

グロスのデットはこれからどんどん改善していく

司会者:電話会議にて日本のみなさまからのご質問にお答えいたします。なお、ご質問される際は会社名とお名前を最初におっしゃってください。それでは受付順にご質問を承ります。

記者5:日本経済新聞社のタケウチと申します。1つ確認と2つ質問があります。

ブリッジローンの説明のところで、これはSupercellの売却資金とか、ガンホーの資金が来月以降入ってくるのでブリッジローンだというご説明がありましたが、そうするとこれは基本的にはブリッジローンというのは、売却資金で返済、つまりグロスで見たデットは今回の買収では増えないということになるんでしょうか。

もう1点が、ネットで見た純有利子負債で見たところとの水準というのを御社は重要なKPIとして見ていたかと思いますが、今後この純有利子負債をEBITDAで割った倍率というのは、直近の株主総会では3倍程度にまで改善していたと思うんですが、今後はどれくらいの水準を適正だというふうにコントロールしていくのでしょうか。その2点をお願いします。

孫正義氏(以下、孫):今回のブリッジローンは、まずSupercellとガンホーの資金が来月から入ってくるということで、そのブリッジローンの大半は入ってくる資金でまかなえるということですけれども。

会社には常にある程度の資金的な余裕を持っておいたほうがいいということもありますので、ネットデットという意味で言えば、今までとほとんど変わらない状況になるんではないかと思います。

もともとソフトバンクのネットデットのEBITDAに対するマルチプルが高いとか言う人がたまにいますけれども、よく考えてみていただきたいんですけど、私自身はネットデットは実質ゼロじゃないかと思っているんですね。

なぜかというと、ソフトバンクが持っている上場株式、これの規模を考えると、まあ7兆円、8兆円という規模がありますよね。この規模というのは、ソフトバンクの直接的なネットデットから考えると、ほぼタダになるレベルの規模じゃないかと思います。

それに加えて、EBITDAが毎年22~23ビリオン、2兆数千億円のEBITDAが毎年あると。つまり、潤沢なフリーキャッシュフローをそこに持っているということなので、そこを考えると、僕から言わせると、ほとんど実施的にはA(シングルA)かAA(ダブルA)の規模じゃないかと。

日本のレーティングエージェンシーではすでにAクラスだったと思いますけど、国際的に見ても我々よりもレーティングの高い会社で、これほどのフリーキャッシュフローを持っている会社はあまりないんじゃないかなと。

だから、僕は本質的にはソフトバンクはバランスシートが非常に強い会社であると考えてますし、これからもフリーキャッシュフローがどんどん増えてきていると。

とくにスプリントについても、今までEBITで10年ほど赤字、それも非常に大きな赤字ということだったのが、スプリントも初めてEBITのレベルで黒字になったわけですね。

急激にV字回復ということで、ステージが進んでいると思ってますので、表面的なグロスのデットについても、EBITDAとのマルチプルから考えますと、これからどんどん改善していくんではないかなと考えています。よろしいでしょうか。

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最終更新:7/19(火) 20:55

ログミー