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UACJ、自動車用熱交換器用アルミ材の22年世界シェアで25%目指す

鉄鋼新聞 7/19(火) 6:00配信

 UACJ(社長・岡田満氏)は自動車熱交換器用アルミ材マーケットにおいて、22年をめどに世界シェア25%を目指す。今年3月までに欧州と中国でメジャー出資の現地販売合弁会社を設立してグローバルでの販売網を整備した。今後は、各地の販売子会社との連携を促進し、自動車熱交換器の世界大手メーカーへの販売を加速させる。

 世界の自動車熱交換器用アルミ材のマーケット規模は15年で約62万トン。このうちUACJは約5万トンを販売し、世界シェアは8%程度となっている。
 このマーケットについては、世界的な自動車生産の伸びに対応して市場が拡大する見通し。
 こうした環境に対して、UACJは名古屋とタイの製造拠点に加えて技術供与先の欧州(エルバル)、中国(乳源東陽光優艾希杰精箔)の4極で同一品質の製品供給を整備。米国へはタイから製品供給を進めており、生産面ではすでに大手自動車熱交換器の現地調達ニーズへの対応をしていた。
 製造面の取り組みを進める一方で、22年までに世界シェアを3倍の25%に引き上げるべく3月までに販売体制も整備した。ドイツに「UACJ・エルバル・ヒート・エクスチェンジャー・マテリアルズ」(UACJ51%、エルバル49%)、中国に優艾希杰東陽光(上海)ろ材銷售有限公司(UACJ51%、東陽光49%)というメジャー出資の販売会社を設立。米国へはUACJ子会社のUACJマーケティング&プロセッシング・アメリカ(所在地・ミシガン州)が供給・販売面で連携しており、それぞれの地域で製造、販売体制が整った。
 今後は自動車熱交換器メーカーのグローバルでの現地調達化ニーズを捕捉する。加えて、クラッド材などの技術開発を加速させ、競合他社との差別化を進めていきたい考えだ。

最終更新:7/19(火) 6:00

鉄鋼新聞