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死んだ人の脳内に残る記憶を映像化して迷宮事件を解決......映画『秘密』原作者・清水玲子氏/<視線の先>インタビュー

トレンドニュース(GYAO) 7/19(火) 20:03配信

最先端の科学技術で死んだ人の脳内に残る記憶を映像化させ、迷宮入り事件の謎を暴く。しかし、それは絶対に知られたくない「心の秘密」をも同時に暴いてしまい......。
「脳内捜査」という驚異の設定で、少女マンガ界に革命をもたらした清水玲子の大ヒットコミック「秘密 THE TOP SECRET」が、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督により、映画化(8月6日公開)。インターネット調査で97.3%という高い満足度で読者をひきつけたロングセラー、待望の映像化であり、主演に生田斗真や岡田将生ほか実力派俳優を迎えた本作は、公開を前に注目度が上昇中。今回、原作者・清水玲子氏に作品にこめた思いを語ってもらった。

「秘密 THE TOP SECRET」予告編映像>>

■映画化は私の漫画をもとに生まれた「違う」世界、映像畑の人の才能に感動

――ご自身の作品が実写化されるという話がきた際、原作者としてどのようなお気持ちでしたか。不安と喜び、どちらの気持ちが強いものでしょうか。

不安半分、喜び半分。今回の松竹さんのお話以前にもいろいろありましたが、どれも諸事情で形にならず。たくさんの人が関わり、お金がかかる映画は本当に大変なんだなぁと感じていました。

―― 完成した映画を初めてご覧になったときのお気持ちをお聞かせください。

正直、観る前は「つまらなかったらどうしよう。監督になんて言ったらいいんだろう」とちらりと思いましたが、嬉しいことに2時間半があっという間でした。撮影現場に何回もお邪魔させていただいたのですが、どちらかというと動きの少ないピリピリした細かい現場だったので、それがまさかこんな迫力のある映像に変化するとは想像できず、ただただ驚きました。監督の頭の中では、このイメージがずっとあったのかと、映像畑の人の才能に感動しました。

―― 大友監督に対し、脚本について意見をされたとプレスのコメントにありますが、直接お話されたのでしょうか。その時の監督の印象をお教えください。

私も私の担当も脚本の段階では、不安のほうが大きかったです。監督のインタビューにもありましたが、この脚本を映倫に読ませたら、「R指定どころじゃない。問題外だ」と言われたらしいですし(笑)。
とにかく脚本では、かなりエグくて。同席した松竹の方にも「この脚本で本当にいいんですか?」などと、監督を前にして気の小さい私にしては、かなり頑張って意見しました。それに対する監督の答えは「(エロやグロは)どこよりも厳しいNHKで鍛えた僕を信じてください」と。監督の姿勢がはじめから全くブレないので、段々「ああ、監督にはもうはっきりとしたイメージが出来ているのだな。もうこれはお任せしてしまうしかないな。映画は監督のものだし」という気持ちに。一見穏やかでユーモラスな柔和な印象ですが、いい意味ですごく頑固で自信に満ちた方だとも感じました。

―― 原作と映画では登場人物の見た目や人間関係も異なり、そして映画ならではの登場人物が登場と、原作と異なる部分もありました。そういった「違い」について原作者としてはどのように思われるものでしょうか。

映画あるいはアニメは原作と違うのは当たり前。漫画と同じ流れで同じコマワリやアングルで作るのなら、映画を作る必要はない。むしろ「違い」が面白い。受け入れられなければ、オリジナルの漫画を読んでいたらいいのです。
私の漫画をもとに生まれた「違う」世界が見られて、しかもこんなすごい監督と役者さんで本気で作っていただいて、作家として大変幸せです。

―― 「秘密」の映画化の話があがる前、または話があった後に、大友監督の作品をご覧になっていらっしゃるかと思います。また、今回「秘密」の映画完成版をご覧になって、大友監督の魅力とはどんなところだと感じられていますでしょうか。

「常に変化を求めている」「進化するためには失敗することもあるだろうけれど、それもいとわない」方かと。『ハゲタカ』『るろうに剣心』『白洲次郎』『秘密』、全ての作品の傾向が、売りが違う。『るろうに剣心』が世間にうけたからといって、同じようなアクションばかり撮ったりしない、その挑戦する姿勢。優秀なスタッフが「ついていこう」と思う人って、こういう人なんですね。

―― 映画の中の「第九」の研究室内と主観映像がとても印象深かったのですが、先生はこれらを「実写映像」としてご覧になり、どのように感じられましたか。

MRIの主観映像がこの映画の「肝」だと思います。岡田将生さん演じる青木になって捜査しているような「体感系」。ここに監督の「こだわり」が凝縮されていて、迫力があります。
家に帰って自分の漫画を読み返して、「こんなにおとなしかったっけ?」「まだまだだったな」と、なんだか悔しかったです(笑)。

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最終更新:7/19(火) 20:03

トレンドニュース(GYAO)