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【MLB】米紙が特集したイチローと敵コーチの“絆”「彼はまだ終わっていない」

Full-Count 7/19(火) 13:47配信

イチローに熱視線送るフィリーズコーチ 「彼を本当に尊敬している」

 18日(日本時間19日)から始まったフィリーズ-マーリンズの4連戦。イチロー外野手が所属するマーリンズは敵地に乗り込んだ初戦で延長11回に3-2と競り勝ち、ナ・リーグ東地区で単独2位に浮上した。前日のカージナルス戦で3安打を放ったイチローはこの日ベンチスタートとなり、途中出場で1打数無安打1四球。3000安打の金字塔に残り「6」のままとなっている。

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 そのイチローと敵同士として対戦を迎えたフィリーズのジョン・マクラーレンコーチがこのほど同選手との秘話を振り返っている。米地元紙「フィラデルフィア・インクワイアラー」電子版が「フィリーズコーチとイチローの絆」との見出しで特集している。

 64歳のマクラーレンコーチは長年、メジャー球団の指導者を務めており、イチローが2001年に加入したマリナーズではベンチコーチを担っていた。同氏は記事の中で当時を振り返り、あるエピソードを披露している。

 イチローが加入した当初のこと。スプリングトレーニングを見た当時のルー・ピネラ監督はメジャー投手の速球に対応できるか不安となり、イチローに「ボールを引っ張ったことがあるか?」と問いかけたという。その際、「時々ですが」と答えたイチローはその後の試合でライト方向に強烈な本塁打をマークし、その不安を吹き飛ばして見せたそうだ。マクラーレンコーチは「イチローはダグアウトに戻ってきて、ヘルメットを取ったんだ。そして立ち止まりこう言ったんだ。『あれがボールを引っ張るってことですか?』と。僕たちは笑ったよ」と振り返っている。

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 また、イチローの打撃投手を務めていたことから直球への対応力が備わっていることを把握していたという同コーチは、スプリングトレーニングの試合であまりにファウルが多いことから、「なぜ打撃練習の時のように打たないのか」と尋ねたことがあったそうで、その際、イチローは“アメリカでの投球はどのようなものなのか、できる限り観察するために意図的にファウルを打っている”と平然と答えたという。

 メジャー移籍直後から周囲が驚くエピソードを残したイチローは以来、16年の歳月を経て数々の金字塔を打ち立てた。メジャー通算安打も2994本まで積み上げ、3000安打に残すところ6本。メジャー野手最年長の42歳となった今も走攻守でトップレベルのパフォーマンスを見せ、打率.345、出塁率.423、チーム2位の8盗塁をマークしている。

 そんなベテラン外野手に対し、マクラーレンコーチは記事の中で、「彼のことを本当に尊敬しているし、いまだに現役であり続けている。もし彼が何歳なのか知らなければ、実際の年齢を言い当てることは出来ないだろう。彼の体も同じように。いまだに驚異的な状態を保っている。彼はまだ終わっていない」と驚嘆の声を漏らしている。

 周囲の常識を覆すような活躍を残し続けるベテラン外野手。そのプレーは多くの人々を魅了している。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:7/19(火) 14:01

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