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菅、2年生右腕の背中押した先輩の言葉 高校野球神奈川大会第7日

カナロコ by 神奈川新聞 7月19日(火)7時0分配信

 第98回全国高校野球選手権神奈川大会第7日は18日、横浜スタジアムなど10会場で2回戦20試合を行った。
 
 第1シードの藤沢翔陵は森山孔介(3年)が2本塁打を放ち、10-3の七回コールドで茅ケ崎北陵を下した。第2シードの桐光学園は、エース中川颯(3年)が投打に活躍し、7-0で湘南学院に七回コールド勝ちした。
 
 星槎国際湘南は立花学園に4-2で逆転勝ちし、初の3回戦進出を決めた。第3シードの大師、菅、光明相模原もぞれぞれ勝ち進んだ。
 第8日は19日、同スタジアムなど9会場で3回戦18試合を行う。

◆菅、好チームの橘下す
 第3シードとして創部33年目で初めて迎える一発勝負の夏の決戦。しかも相手は同じ川崎地区の好チーム、昨夏も4回戦に進んでいる橘だ。

 「前日は寝付けなかった」という2年生右腕が初めての夏のマウンドに「足ががくがく震えていた」のは仕方ない。連打と味方の失策で一回2死満塁。だが、菅のダブルエースの一角、背番号10の小嶋はある言葉に背中を押されていた。

 「ずっと後ろで準備している。全力で行け」。前日夜にLINE(ライン)で連絡をよこしてくれたのは3年生エース皆川。頼もしい先輩の言葉を思い出し、腕を振ることに集中した。

 一回の大ピンチを二ゴロで切り抜けると「自分のリズムで投げることができた」と言う。伸びのある直球に切れのあるスライダー。以降は散発3安打、三塁を踏ませないピッチングでスコアボードにゼロを並べた。

 若い右腕が躍動すれば、四回には左打者の中村が高めの球をうまく押っつけて左前へタイムリー。失策も初回の一つだけだ。周囲の期待も大きいが、好リードを見せた捕手の主将池田はそれに目を背けない。「できることを一つずつ丁寧に一戦一戦を勝っていく」。何せナインは自分たち自身に期待している。

最終更新:7月19日(火)7時0分

カナロコ by 神奈川新聞