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冨田勲×初音ミク『題名のない音楽会』新映像合成技術“ARシステム”導入で特別放送

Billboard Japan 7月19日(火)19時0分配信

 2016年5月5日に他界した作曲家兼世界的シンセサイザーアーティスト・冨田勲。7月24日にテレビ朝日『題名のない音楽会』にて追悼特集が放送され、冨田とコラボレーションをしてきた初音ミクも特別出演を果たす。

 この番組では、冨田と親交のあった指揮者の藤岡幸夫を迎え、冨田の遺した数多くの名曲の中から、NHK『きょうの料理』や大河ドラマ『勝海舟』『新日本紀行』のテーマ曲、さらに手塚治虫のアニメ『リボンの騎士』のテーマ曲など、選りすぐりの代表曲がオーケストラの演奏で届けられる。

 さらに番組後半では、2012年に初演された、バーチャル・シンガーの初音ミクをソリストに迎えたオーケストラ作品「イーハトーヴ交響曲」の特別バージョンに加え、今回はテレビ放送初の試みとして、初音ミクとオーケストラとの共演にARマーカーを用いた画期的システムを導入。マーカーから位置、角度、レンズ情報を取得し、リアルタイムでCGカメラに反映させるAR技術を、厳しい条件下でテレビ品質に応えさせるのはこれまで困難であった。

 今回のチャレンジについてクリプトン・フューチャー・メディアは「イーハトーヴ交響曲の初演以降、進化を続けているリアルタイム3DCGコントロールシステム“R3”を、さらに応用、展開させ、常用外のテクニックを組み合せることにより、特別な装置を必要とせず、テレビカメラ実写映像のみから、CG合成を実現させる新しい映像合成技術“放送収録ARシステム”の開発に成功しました」と述べている。

 放送では、ステージ内のあちこちにマーカーが配されており、初音ミクは通常のソリストと同様にステージ袖からやってきて指揮者のかたわらで歌い踊り、さらには指揮者とコミュニケーションをとるさまも映し出される予定だという。

また、冨田が上演を夢見て、他界直前まで創作を続けていた舞台作品【ドクター・コッペリウス】の一部も初演奏、初公開される。なおこの作品は、11月11日と12日に東京・オーチャードホールにて世界初演予定となっている。



◎番組『題名のない音楽会』「冨田勲の音楽会」
テレビ朝日:2016年7月24日(日)9:00
BS朝日:2016年7月31日(日)23:00
出演:藤原道山、初音ミク、ことぶき光、本間千也、藤岡幸夫、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 ほか
<放送予定曲>
(1)「冨田勲 人気テレビテーマ曲メドレー」
「リボンの騎士」
「きょうの料理テーマ」
「勝海舟テーマ」
「文五捕物絵図」
「新日本紀行」
(2)「イーハトーヴ交響曲」初音ミクメドレー
「イーハトーヴ交響曲:3.注文の多い料理店」
「イーハトーヴ交響曲:5.銀河鉄道の夜」
「イーハトーヴ交響曲:7.岩手山の大鷲<種山ヶ原の牧歌>」
(3)「『ドクター・コッペリウス』より フィナーレRising Planet 9」

◎追悼特別公演【「冨田勲 生誕85周年記念 新作世界初演 冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』】
11月11日(金)12日(土)Bunkamuraオーチャードホール

最終更新:7月19日(火)19時0分

Billboard Japan

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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