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矢後氏が議員辞職 県議会

北日本新聞 7月19日(火)11時42分配信

 書籍代の領収書を偽造して政務活動費を不正に受け取ったことを認めた前県議会副議長の矢後肇氏(56)=高岡市醍醐=が19日、議員辞職した。後援会幹部が代理人として議会事務局に辞職願を提出し、大野久芳議長が許可した。辞職の理由は「一身上の都合」としている。

 大野氏は「状況から(辞職を)即決断すべきと判断した。(矢後氏は)私の議長就任と同時に副議長になった議員であり、残念でつらい」と心境を語った。再発防止策については「今回は全く特異な例だと思っている」とした上で、28日にも開く各会派代表者会議での議論を待つ考えを示した。

 矢後氏は2010~14年度に書籍代として政務活動費約460万円を不正請求したことを認めている。ほかにも収支報告書に虚偽の記載をした疑惑が浮上している。弁護士による調査を行い、政務活動に使ったと立証できないものは返還するとしている。

 矢後氏は慶応大法学部卒。銀行勤務を経て、03年の県議選高岡市選挙区で初当選した。県議会自民会派に所属し、4期目。今年3月から副議長を務めていた。既に副議長を辞任し、自民会派も離脱した。


■離党届も受理
 自民党県連は19日、富山市の県自由民主会館で役員会と常任総務会を開き、矢後肇氏から提出された離党届を受理することを決めた。政務活動費に関するプロジェクトチームについては、県議3人のほかに税理士か公認会計士を加え、4人体制でチェック機能強化策を検討することとした。

 会合は非公開で行い、終了後に中川忠昭幹事長が報道陣の取材に応じた。矢後氏の県連の役職は、離党を受け解任とする。処分を検討する党紀委員会については「自ら離党されたので、開かない」との方針を示した上で、状況に応じて改めて検討する可能性があるとした。28日に開く方向で調整中の各会派代表者会議では、自民から後任の副議長を出すよう要請していくことを確認した。

北日本新聞社

最終更新:7月20日(水)0時27分

北日本新聞