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【中国】「企業に流動性のわな」、人民銀幹部が言及

NNA 7月20日(水)8時30分配信

 中国人民銀行(中央銀行)の盛松成・調査統計局長はこのほど、通貨供給量(マネーサプライ)のうち、狭義のマネーサプライであるM1(現金+当座預金)の伸び率が広義のマネーサプライであるM2(現金+預金)を大きく上回っていることについて、「中国企業には既に流動性のわなの現象が生じている」と指摘した。19日付経済参考報などが伝えた。
 盛局長は「大量の通貨が企業に流れているが、企業は適当な投資先を見つけられず、資金を当座預金の口座に預けたままにしている」と述べた。流動性のわなは、金利水準が限界まで低下した場合に金融政策の効果がなくなることを指す。中国金融当局の関係者が流動性のわなに言及するのは異例。
 人民銀の統計によると、6月末時点の通貨供給量はM1が前年同期比24.6%増、M2が11.8%増となり、M1の伸びは前年同月を20.3ポイント上回った。

最終更新:7月20日(水)8時30分

NNA