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増殖を続ける「一発屋会」の顔ぶれとジレンマ

東スポWeb 7月20日(水)6時0分配信

 芸人の間で今、ひそかな注目を集めているのが“一発屋会”。芸人なら絶対に忌み嫌いそうな名前だが、評判が評判を呼び今やメンバーは30人を超えたという。

「現在の会長は『ゲッツ!』のダンディ坂野から禅譲された『ワイドルドだろ~』でおなじみのスギちゃんです。メンバーは文字通り、一度は大ブレークしたもののその後、鳴かず飛ばずの芸人ばかりです。他には小島よしお、三瓶、波田陽区、長井秀和、レイザーラモンHG、レギュラー、長州小力、藤崎マーケット、ムーディ勝山、いつもここから、髭男爵、ジョイマン、楽しんごなどそうそうたる顔ぶれがそろっているんです」(放送作家)

 お笑い芸人としては恐れをなす名前だが、これだけ集まる目的は新たなネタの開発と昔話に花を咲かせることだという。

「ネタを見せて皆からアドバイスをもらうんです。でも、やっぱりそこは一発屋。何か聞いているとトンチンカンな意見ばかりが飛び交っている。真に受けたら一発屋どころか、芸人生命をも失いかねないレベルですね」(若手芸人)

 当然だが、1回参加しただけでやめてしまう芸人もいたという。

「再起を誓い、飛び出したのが有吉弘行やカンニングの竹山隆範ですよ。芸能界には言霊(ことだま)がある。あの有名なせんだみつおもネタで『ウケない金ない仕事がない!』なんて言っていたら本当に消えてしまった。間違っても自ら一発屋なんて言いだしたらアウトなんです」(制作プロデューサー)

 とはいえ、増殖を続ける一発屋会。テレビに出るのは困難だが食べることには困らないようだ。

「結婚式や地方などから営業がかかるんです。ぜいたくを言わなければ、そこらのサラリーマンよりはいい生活ができるんです。テレビの力は大きいですね」(芸能プロ関係者)

 ここで妥協するか、あるいは上を目指すか? そこはやはり本人のやる気次第だ。

最終更新:7月20日(水)7時4分

東スポWeb